「灼眼のシャナII SPLENDIDE SHANA Vol.I」 が発売されたので、感想をば。ときどきつっこみ有り。

感想は第1話のみ。2本分書くのはめんどい。


まず、アラストールの「事前の断り」はいらん。時間稼ぎか?

物語は祐二が帰ってきたところから始まります。そこにはシャナが既にいて、「昭和の職人列伝」という活劇絵本を読んでいたということです。

で、シャナはその活劇絵本に出てきた職人を尊敬しているようで。例えば、洗っても洗っても手から酢の臭いが取れなくて、裁判員を辞退した寿司職人のすしやまさんとか。ってか、昭和の職人なのにすしやまさんは裁判員を辞退したのか。っつうか裁判員を辞退できたのか?

そして、シャナは職人になることを決めたのでした。ただし、フレイムヘイズとしての使命もあるので、月・水・金はフレイムヘイズ、火・木・土は職人、空いた日曜は学校へ育らしいです。っていうかたいていの学校はときどきしか日曜日やってませんが。OKベイビー!「燃えるゴミの日はフレイムヘイズ」って覚えればおkらしい、アラストールいわく。

そんなわけで、「ちゃぶ台ひっくり返し職人」になることを決意したシャナは、祐二にちゃぶ台を持ってくるよう命令するも、彼の家にはちゃぶ台はなく・・・。ちょうどコンビニで祐二が買ってきた新発売の「研究を重ねた自信作 職人気質のメロンパン」を食べて、やっぱりシャナはメロンパン職人になることを決意したのでありました。俺も食ってみてぇ!

さて、メロンパン職人になるために工場見学にきたシャナ。でも大量生産のために動く機械を見て愕然としてしまいます。初めの頃「情報化社会」という比較的近年になって使われ始めた言葉を知っていたアラストールでも、経営的側面からの大量生産技術に関しては理解できてないようで、ここではぜんぜんつっこまず。

当然職人に期待していたシャナ、「職人をずらっと並べればいい」などと無茶な要求をしつつ、「ねじれ鉢巻きに法被の師匠は!」と大声で叫びます。こう、なんというか、ちょっと俺も叫びたい、みたいな・・・。

そこに担任の先生登場です!しかも唐突に。ってか、大峰先生って名前だったのね、あの先生。

いつもはやる気なさそうな感じの先生ですが、昔はメロンパン職人だったらしく(初耳)、メロンパンについていろいろ語り始めるんですな。そして、結局自信をなくしてメロンパン職人をやめたことを告白すると、 God of Melon-Pan (メロンパンの神)からのお告げが・・・。(お告げの内容は省略)

そんなこんなで、シャナの強い押しもあり、大峰先生は再びメロンパン職人としての自分を取り戻すため、学校を1週間休んだのでした。メロンパン探しの日々だ。

そうして完成したメロンパン。究極のメロンパンは「わさび入り」だったそうで・・・。

ちなみにそのメロンパンの名前は「スーパー・ウルトラ・グレイト・デリシャス・ワンダフル・大峰メロンパン」らしい。小学生がよく言う「チョー・スーパー・ウルトラ・ファイナル・サンダー・グレート(以下続く)」みたいな接頭語を思い出す、個人的には。

先生いわく、「「日本の職人たる者、わびさびの心を忘れてはいけない」そうです。俺が思うに「わびさび→わさび」って言いたかったがために、こんな壮大なメロンパン・ストーリーが展開されていたんだろうな。

で、最終的には God of Melon-Pan (メロンパンの神=アラストール)は先生の青果物に絶大なる評価を下し、「めでたしめでたし」ってことなわけでした。おしまい。


そういうわけで、キャラソンは今市だったけど、もう1本のオーディオドラマもまぁまぁだったので、買うべし。