2013年8月の記事一覧

「いやよ、いやよも好きのうち」とよく言うが・・・。いやなものはいやだと思うのだけれども、どうも、女の子にとっては、結構当てはまるらしい。

とある女子の発言。「相手のことを悪く言うってことは、それだけ相手を観察してるってことだから、なんだかんだで好きなんだよ。」

なるほど、一理ある。何かの記事で「告白は2回目の方が成功率が高い」と書いてあったし、韓国の女性は男に告白されても必ず一度は断るらしいし・・・。男が嫌われているように感じたとしても、意外とそうでもないのかもしれない。

また、こういう話もある。私の叔母のことだが、彼女は「ハゲが大嫌い」だそうである。旦那さんとも、ハゲてきたから離婚したらしい(たぶん冗談だが)。いずれにしても、ハゲは大嫌い、ましてや自分と同じ年代の男なんてみんなハゲてるからいやだ、ということ。

しかし、最近職場で仲良くなった人は、ハゲてるそうである。そして、悲しいことに、叔母は最近ハゲてきた。

以上のことから・・・。普通に考えると、何も導けるはずはないが、俺はマジックが使えるので、一つの公理を見いだすことに成功した。

相手の悪口ばかり言ってる女性も、ハゲてる男は嫌いと言ってる女性も、やっぱり「いやよ、いやよも好きのうち」なのである。

相手の悪口を言うというのは、それこそよく観察してる証拠だ。何故ならば、直接的に被った被害を訴えるのと同時に、その根拠となる相手の行動様式を示すことで説得力を作るために、日頃から相手を観察するからである。そのうち、何も考えずに相手を見ていたときより、確実に深く相手のことを知るようになり、意外な一面を目にして、考えを改める場合もある。

一方、ハゲが嫌いだとはいえ、プライベートはともかく、職場にハゲた男性がいても、その男性と全く共に過ごさないわけにはいかない(業務をやるということ)。ハゲた男性と業務を通じて接することで、「ハゲててもちゃんと仕事はやるんだ」とか「意外とおちゃめだ」と思う瞬間が巡ってくる(叔母の体験談)。すると、たまに職場の飲み会で同席したときに「ハゲだから」という理由で、その男性との会話を排除するようなことはなくなる。むしろ、「ハゲ」以外のところで好印象を持てば、だんだん「ハゲてること」は気にならなくなる(これも体験談)。

すなわち、嫌いなものについては、好きなものと同じぐらいに細かいところを観察し、愛情を持つこともあるということだ。

だから、「いやよ、いやよも好きのうち」ということなのである。俺は、いやなものはいやだが・・・。

TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉に日本が本格的に参加してから2回目の会合が、先日行われた。テレビ・新聞を含め大手メディアでは、農業・医療・自動車等の産業に対していろいろと議論されている。だが、ほとんど、いや、全くと言って良いほどに取り上げられないのが「IT業界」である。まぁ、農業や自動車産業に比べると、ITは「日本のお家芸」とは言い難いけれども、本当に議論しなくて大丈夫なのだろうか?米等の関税を死守することも大切だが、ITはどうなの?

いきなり余談だが、軍事の話題をメディアが取り上げるときも、サイバーセキュリティのことはほとんど語られず、従来型の陸・海・空の防衛についてばかりだ。エドワード・スノーデンの件でちょっとは関心を持たれたかもしれないが、日本のマスコミが防衛を議論のテーマにするときは、だいたい離島の話が多い。もちろん、サイバーセキュリティについて全く取り上げられていないわけではないが・・・。

さて話題を戻してTPPのこと。

インターネットで世界が繋がっている今、ITに自由貿易も何もなさそうに見えるが、実際のところ、TPPとIT業界は関係ないのだろうか。疑問に思ったので考えてみることにした。

まず、同じように考えている人たちのブログに目を通してみた。

次に、ニュースサイトも取り上げてみる。ピンポイントでIT業界について書かれたニュース記事は発見できなかったが、関係しそうなものを挙げてみる。

最後に、FAQのサイトで質問している人もいるようで・・・。IT業界の方の回答が乗っています(回答というより期待感みたいな感じだがが)。

これらのWebページは適当にググって出てきた記事なので、きちんと探せばもっとたくさんあるかもしれない。また、日本のTPP交渉参加前に書かれたものが多いので、実は状況が変わっていることもあるかもしれない。

では、取り上げた記事の要点をまとめつつ、私の意見も残しておこう。まぁ私は素人だし、ほとんど思いつきだが・・・。

全体的な私の印象として、「やはりIT業界には影響がない」と感じた。それはネガティブな意味でもポジティブな意味でもだ。

IT業界と言っても、パッケージ製品を販売する会社からSI(システム・インテグレーション)業界、クラウド、ソーシャルサービス、そしてITインフラと多岐に渡る。

このうち、ほとんどの分野はアメリカの企業が大きな市場を占有している。

例えば、ITになじみがない人でも、FacebookやTwitterはご存じだと思うが、アメリカの企業である。Mixiは日本で流行した初のSNSだったと思うが、世界ではぜんぜん流行らなかった(Mixiの場合は世界に出ていく気はあったのか知らないが・・・)。そういう意味では、LINEにもっと頑張って欲しいところである。

また、Windowsといった基本ソフトもアメリカ企業(Microsoft)が作ったものが大変広く使われている。言わずもながら、Google先生も、リンゴちゃん(Apple)も、アメリカの企業だ。インフラ系だと、CiscoとかVMWareとか、多くの企業のITインフラを支える技術はアメリカ企業の技術だ。ちなみに予断だが、私はVMWareを「インフラ」と考えている。まぁ、コンシューマ向けのコンピュータ周辺機器は、国内メーカー(BUffaloとかIO-Dataとか、その他伝統的な日本メーカー)が(きっと)広く使われていることは悪いことではない。

これらの分野で日本国内の企業が世界進出するには、かなり先進的化斬新的な製品・サービスを作る必要がある。そして、これまでの経験から言って、一定程度、政治が後押しして脅威を取り除く必要がある。国産OSのTronがアメリカにつぶされたのはあまりにも有名な話だ。

アイデアに関してはTPPに参加するか否かに関わらず、一般的に言われていることである。故に、TPPに参加したところで状況は対して変化しないだろう。もちろん、今の時点でこんな状態なので、外国から新しいものがどんどん入ってきて日本の業界が脅かされる、といったこともない。それはとっくの昔に起こっている。

だが、一つ。SI(システム・インテグレーション)だけは、国内市場で日本企業の需要が高い。

日本のSI企業は顧客の業務内容に沿って、顧客毎に個別にシステムを作ることが多いし、そういうやり方に顧客である企業も慣れている。一方、アメリカではパッケージ製品に業務を合わせる方式がほとんどだそうである(他の国は知らない)。そのため日本企業は海外製のシステムをぜんぜん使いたがらないし、おかしなことに、優秀な海外製パッケージを日本風にカスタマイズして売ったりもしている(ERPとかね)。

で、SIの業界がTPPでどう変わるかというと、参考にしたブログ記事にあったように、雇用の流動化によって外国人を雇うケースが増えるかもしれない。今でもプログラミング等の製造工程はオフショアすることが多いが、もっと直接的に外国人を雇ったり、逆に日本から外国へ社員を移すこともあるかもしれない。

でも、ぶっちゃけ、それぐらいしか変わりそうなところがない。先ほど述べたように、システムに対するスタンスというか文化が日本と外国で違うので、例えば富士通がフォードの業務システムを作ることはまずないだろう。

仮に日本のSI企業がTPPで変われる、または何かを変えることができるとすれば、それは「公共分野の解放」かもしれない。かなり厳しいようだが、日本政府は、アメリカの公共事業に外国企業も入札できるように緩和を求めているとのこと。すると、アメリカの公共システムを日本企業が受注できる可能性も、0ではなくなるかもしれない。となると、市場が頭打ちになっているSI企業の多くは延命できるかも。

まぁ、望みは薄いが・・・。これに肯定的な要素があるとすれば、アジャイルが流行の昨今でもウォータフォールの優越性を信じてシステムを作る大企業が、日本には多いことだろうか?(どこの企業とは言わないけれど・・・)。ちなみに、アメリカはXPプログラミングとかアジャイルが普通だと思っていたのだが、5割ぐらいの案件は信頼性が求められるので、ウォータフォールも根強く使われているらしい。本当はソースを示したいのだが、どこで読んだ記事だったか、すっかり忘れてしまった。見つけたら載せます。

(でも、日本のSI企業が延命したら、SI企業のだめな体質も延命するということか・・・。困る。)

話が脱線してしまった。

ここで、ようやくアクセシビリティの話。望みは薄いとしても、日本企業がアメリカの公共システムを作れるようになったとすると、アクセシビリティについて真面目に取り組む必要がある。

私は素人なので間違っているかもしれないのだが・・・。アメリカにはリハビリテーション法508条というのがある。この法律により、連邦政府はアクセシビリティ・スタンダードに準拠した電子・情報技術を調達しなければならない(詳細は「米国リハビリテーション法508条―内容と影響―」を参照)。すなわち、連邦政府のシステムを作る企業は、アクセシビリティもやらないといけないわけだ。

日本企業がアメリカ連邦政府のシステムに噛むことはまずないと思うが、TPPで強く要求することで、州政府のシステムに参入できる可能性は0ではない。そして、州政府も、アクセシビリティ・スタンダードに準拠したシステムを調達するのが原則のようだ。これは「米国における情報アクセシビリティ関連の法制度についての調査中間報告」の3-2-2に以下の記述があることからも分かる。

第508条は、直接には連邦政府にのみ適用されるが、アシスティブ・テクノロジー法によって、州政府にも適用範囲が広がっている。アシスティブ・テクノロジー法では、各州はアシスティブ・テクノロジーを普及するために連邦政府の補助金を受けることができるが、主管官庁の連邦教育省は、1999年6月に補助金交付の条件として第508条の順守を必要とする指針を明らかにしている。現在、全ての州がアシスティブ・テクノロジー法に基づく助成を受けているので、州政府もアクセシビリティ基準に従うことになる。

引用元は古い報告書なので、現在の状況はよく分からないが、アクセシビリティの法律・制度は、アメリカにおいて、後退することは考えにくいから、現状と大きく食い違ってはいないはずである。

となると、日本のSIerにチャンスが到来したとき、アクセシビリティ対応のノウハウを持っているかどうかが分かれ目になってしまうかもしれない。

まぁ、実態としては、大手のSIerはアクセシビリティに関するノウハウは持っているだろうから、あとはアメリカの法律に合わせられるかどうか、という話になってくるとは思うけれど。現在でも、日本国内の自治体はシステムの調達要件にアクセシビリティを盛り込んでいるので、そうした仕事でアクセシブルなシステムを作った経験は、多かれ少なかれどの企業もあると考えられる。それを、業務システムに拡大適用するだけだ。

とはいっても、それがなかなか難しい。私はユーザーとして毎日スクリーンリーダーで業務システムを使っているが、「アクセシビリティに対応するには途方もない時間とコストがかかるのではないか?」と思ってしまう。

技術はあれど予算や需要の問題で、今の日本の業務システムは、たいていノン・アクセシブルである。アメリカのように規制する法律はない。日本工業規格の「JIS X 8341」というのがあるけれど、法的規制ではない。

もっとも、アクセシビリティの壁より、システム開発そのもののメソドロジーというか思想の方が、大きい壁かもしれないが・・・。

まぁまぁ、そういうわけで・・・。そろそろ終わりにしようと思いますが。

  • TPPに日本が参加しても、やはりIT業界には大きな影響はなさそうだ。
  • TPPによって外国の公共分野が解放されたら、アクセシビリティの技術は必須となる。
  • ということなので、早めにアクセシビリティの技術と法律を勉強しておくと有利でしょう。アメリカがだめでも、アクセシビリティについてアメリカナイズされるのは時間の問題だと思うので。

あぁ、長かった。お付き合い頂き有難うございました。

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【追伸】
リンク張ったくせにぜんぜん触れなかった、知的財産権や著作権の関連でTPPの影響を受けそうな分野は、結構痛いと個人的には思う。逆手にとってもっともっとサブカルチャーを輸出できないものだろうか・・・。
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現在このブログとは別に、Twitterでもいろいろと意見を述べることがある。で、あとあと読み返してみると、Twitter上だけではなくてブログにも残しておくと良いのかもしれないと思うものもある。特に、酔っぱらってゴチャゴチャ言っているときは、単文を何個も連続投稿していて、半分ブログみたいになってることがあるし、第一タイムラインだと読みにくい。

そこで、1日の投稿をブログにまとめてポストしてくれるようなツールはないかと思っていろいろ探していたら、良さそうなものをみつけた。

Twitter Digest

これはWordPressのプラグインである。とりあえずWordPress3.5.2をインストールし、このプラグインを試してみようと思ったのだが、日本語のWebで紹介されている設定方法が古かったため、設定方法をメモしておく。

まず、全般的な設定は大きく変わっていないので、プラグインのインストールや基本設定はかきのサイトなどを参考にして頂きたい。

新しいプラグインでは、Twitterの認証が必要となっている。上記ページではTwitterのアカウント名を入れるだけで良いと記載があるが、現在(2013/8/24)公開中のプラグインでは、認証に必要な以下の情報をTwitterより取得し、設定する必要がある。

  • Consumer key
  • Consumer secret
  • Access token
  • Access token secret

下記ページにこれら認証情報の取得方法が記載されている。有り難い話だ。

Twitter Consumer key等の取得方法

【注1】 、「setting」タブにあるApplication type欄のAccessは、「Read only」にすること。Twitter Digestは投稿を読み取るだけでいいので。

【注2】 「Create a new application」では、アプリケーション名にtwitterの単語が使用できないとか、説明を10文字以上で書けとか、いろいろ制限あるので、英語のコメントをよく読んで入力すること。ちなみに、「Twitter Digest」と、プラグイン名をアプリケーション名にしようとすると、この制限にひっかかります。

【注3】 認証情報取得時、「Create a new application」にて画像認証があります。スクリーンリーダーユーザーは頑張って下さい。私はだいぶ頑張って代替音声を聞き取りました。

認証情報が取得できたら、WordPressのダッシュボードから「設定->Twitter Digest」を開き、認証情報を設定すれば良い。その他の設定内容は、前述のブログ記事を参考にどうぞ。

Twitterでつぶやいたことで、あまりにもゴミ過ぎて、そのゴミっぷりをこっちでも残しておこうかと思ったので、加筆の上掲載しておく。

この時期になると、「24時間テレビのマラソンに何の意味があるのか」という意見を見かけますが、個人的には「意味無し」だと思います。

というのもですね・・・。アニマル浜口氏が、阪神大震災の後、「何かしなきゃならん」と思って、24時間ヒンズースクワットをやったそうです。この24時間ヒンズースクワットについてご本人は、自著の「「強い男になってみろ」p.28で次のように述べています。

何故スクワットなのか、それは俺にもよく分からない。男は馬鹿だ。

すなわち、24時間テレビのマラソンも、これと同じではないかと・・・。

24時間テレビの宣伝、存在意義の啓蒙、話題性で募金を集める・・・。目的はいろいろあるでしょうが、とにかく「何かしなきゃならん」ということで、マラソンなのです。何故マラソンなのかは、プロデューサーにも分かりません。プロデューサーが馬鹿かどうかも、これまた分かりませんが、別にマラソンである必要性は皆無に近いでしょう。それこそ、24時間ヒンズースクワットでもいいですね。ただ、100キロマラソンと24時間ヒンズースクワットのどちらが大変なんでしょうか。

話を元に戻すと、なにも体力で勝負する必要もありません。渋谷や新宿などの繁華街は「眠らない街」と言われることもあるぐらいですから、24時間街頭募金でもいいでしょう(これはひょっとしてやってますか?)。あと思いつくのは、あまり受け入れがたいかもしれませんが、100人ぐらいで24時間パチスロを打ち続けて、その利益を募金するとか。もちろん、客が勝てばその分は客のもの。客には、負けた分を募金するという感覚でパチスロをやってもらえばいい。お金のこともあるので、負けてすっからかんになった人はローテーションさせれば可能かと思います。

話は反れてしまいましたが、やっぱり、マラソンに意味などないのです。毎年走らされている芸能人の皆様方におかれましては、お体ご自愛下さい。きついときは車でこっそり距離を稼ぐのもOKだと思いますよ。

ちょっと前まで「EUC(End User Computing)」という言葉を目にすることが多かった。企業の社内システムは、通常情報システム部門が一括で導入し運用するものだが、それではスピーディで柔軟な業務ができないということで、部門自身でシステムやサービスを導入・運用しようという動きである。発想としては理解できる。ぶっちゃけ、部門からすると、情報システム部門の動きというのはのろますぎてお話にならないんだろう。すいません。

さて、そんな「EUC」という言葉も、今ではすっかり目にしなくなった。たぶん、「EUC」なんて言ったら「文字コードの話?今はUTF-8じゃないの?」と言われてしまいそうだ。

何故そんな死語を今更思い出したかというと、今日、「部門の人はPCのスキルが無い人の方が多いんだな」と実感したからである。うーん、「PCのスキル」というと語弊がある。正確には「業務システムの使用・運用スキル」かな。それも厳密には違うと思うが、まぁそういうぼやっとした感じでいいや。

というのも、基幹システムで特定のデータが表示されないと問い合わせがあったのでいろいろ調査していたところ、ユーザ側(つまり部門)で設定すべき項目に誤りがあったからだと分かった。そのシステムはもちろん情報システム部門が導入・運用しているものだが、細かい部分は業務内容に応じて部門で設定してもらうようにしていた。そこで誤りがあったわけである。しかも、誤った設定で数年間使っていたらしい。・・・それで仕事できてたのか?大丈夫か?

まぁ、情報システム部門としては、その辺をフォローするのも「仕事のうち」なのかもしれないが、運用基準書でそこは部門がやると取り決めてあるので責任はないと思っている。

でだ。そうなのにも関わらず、何年もシステム設定誤りに気づかない部門が、EUCなんてできないよなあと、やっぱり思ったわけである。誤解しないで欲しいのは、あくまでこの意見は自社の部門に対してそう思ったのである。ただ、そんなのはどの会社も同じだろうから、EUCという言葉が廃れたんだろうなあ。

尤も、EUCという言葉が「クラウド」に置き換わっただけ、ということも言えるかもしれない。SalesForceとか、部門単位で使ってるところはいっぱいありそうだし。だから、たぶんこの記事での考察はいろいろ間違っている。まぁ、帰り道、信号待ちのときにふと思っただけのことなので・・・。

以上。あ、そうそう。記事タイトルの答えは「死語」です。

8月20日のプライムニュースは、「少子化時代のお墓事情」ということで、番組を見ながらいろいろ思ったので、どうでもいいことを中心にメモっておこう。
本当は当日書いたのだけれど、いろいろあって公開は8/23となっているため、あんまりリアルタイムではありませんが・・・。

今日のゲストは、宗教学者の島田裕巳先生と、東洋大学教授の井上治代先生。井上教授は初めて見る人だったが(まぁ、そんなにメディア露出するような肩書きでもなさそうだし)、島田さんって、確か創価学会関連の本を書いてる人だった気がする。割とお堅い人かと思っていたが、フランクなプラグマティストのような雰囲気だったなあ。まぁ、それはどうでもいいや。

番組内容は、細かなところをざっくり落として、かなり大まかに纏めると、下記のようなものであった。

  1. まず、日本のお墓事情は家制度の名残である。歴史的には明治以降に法的に整備された慣習である。そして、都市化に伴う火葬の広まりによって、近年では家制度の象徴としての概念が強まってきた。村社会だった頃は土葬だったので、「村の墓地」があるだけで各家の墓を作る習慣は少なかったようである。
  2. しかし家制度が崩壊しつつある現在では、お墓の在り方が多様化しており、死者を葬る形式は個々人の考え方次第になってきた。家制度が機能していた時代は、長男が墓守となって守っていくというのが慣わしであったけれども、親の方が子供より長生きしたり、子供が遠方で働いているなど、昔の習わしではお墓を維持できない状況になっている。

その上で、ゲストの方の取り組みについて紹介があった。

井上教授は「桜葬」というのをやっているそうである。ものすごく簡単にいうと、桜の木の下に骨を埋めてお墓の代わりにするそうである。一応区画も区切ってあるらしい。詳細はめんどくさいのでリンク先参照のこと。ちなみに、井上教授は「こってり葬る派」らしい。

島田さんは「葬送の自由をすすめる会」というのをやっているらしい。こっちも簡単に説明すると、散骨(海や山に骨を蒔く)で死者を葬るということらしい。ということで、島田さんは「あっさり葬る派」である。

さて、ここからは私の感想である。

番組内でも前提として述べられていたことだが、この問題はだれもが共通に抱えている問題である。当然私にも関わってくる。つい先日祖母の初盆であったが、何十年かしたら自分が親の初盆の儀式を行うかもしれないし、それまでに葬儀の形式やお墓について決めておかねばならないだろう。

で、現状良心と自分の生活場所が別々で、割と遠方のため、実際に親が死んだときに墓をどうするかは問題なのである。子供としては、親には世話になっているから、責めて死んだ後ぐらいはそばで墓の面倒ぐらいは見たいと思うが、見知らぬ土地の墓に親が入りたいと思うかどうかが問題だ。もちろん、私の場合は墓の管理を自力でできるか、という問題もあるし、そもそも墓を作る場所を確保できるかどうかも怪しい。

そういうわけなので、母親の方は、「墓は作らず永代供養にしてくれ」とぼそっと言ったりもする。現実的にはそれが妥当のような気がするが、親父は墓に入りたいそうなので・・・。どうなんでしょう。

ただ、永代供養してもらうにしても、お寺に結構高額なお金を払う必要がある。まぁ「それぐらい払え」という話かもしれないが、払えない事情だってあるかもしれない。そういう場合に、前述した桜葬とか散骨といった方式も考え得る。

個人的には、自分自身が死んだときは、このように、あまり後に残らない形で葬ってもらいたいものだが、親を葬るときに、こういう選択をするのはいかがなものだろうか。別に否定的な意味で言っているのではなく、むしろ、もっと一般的な風習として定着すれば、あまり迷いもなく選択できるのに・・・、という思いがあるぐらいだ。

特に桜葬の場合、単純に骨を埋めるスペースを確保するだけでなく、「ある桜の木の下に骨を埋める」という共通点を介して、生前からコミュニティを形成していくというビジョンがあるらしく、家制度の代替として参道できる考えだと思う。少し脱線するが、墓の前に、老いた親の面倒を子供がどう見るかということとも絡んでくる話なのである。遠方に住む親を子供が呼び寄せるというパターンがあると思うが、見知らぬ土地で果たして親は満足するかどうか分からない。そうなるよりも、同じ墓に入る者同士という共通点で繋がったコミュニティを持っていた方が良さそうに思う。

まぁ、焦って結論を出すような問題では、今のところないので、そろそろ考えるのは辞めようと思うが、番組を見ていて「へえ」と思ったことを2点ほどメモしておくことにする。

1点目。現在の家制度の名残は、第2次大戦後に民法を抜本的に変えきれなかったことに由来するそうである。第2次大戦後に民法を見直す際、スローガンは「家制度の解体」だったそうなのだが、保守派の国会議員を納得させて国会を通すために、民法第897条にて、該当する条項を残したということである。詳しくは知らないが。

2点目。東京の青山霊園の使用量は一千万円ぐらいらしい。これに墓石の金がプラスでかかるそうな。東京ってのは、なんでも高いのう。

以上。

英語の教材にキャロリンさんという女性が出ていることが多いのだけれど、キャロリンさんがかわいい。日本人だったら間違いなくファンレターを書いているレベルである。キャロリンさんはたぶん30代後半であると思われるが、西洋人と東洋人のその辺のプロパティがどういう風に違うのかよく分からんので、きっとキャロリンさんは若いんだと思って、キャロリンさんでシコシコしながら英語を勉強しております。

ところで、今日知り合いの書き込みで、第2次対戦中、徴兵検査で不合格になった盲人が、敵機のエンジン音から機種を特定して防空に役立てる「防空監視員」という役目があったということを知った。なるほど、電車のモーター音で車両の系統が分かるぐらいだから、当時としては、エンジン音からレシプロ機の機種も分かったのかもしれない。

で、今戦争が起こったら・・・。さんざん「ソナー員なら全盲でもOKかもしれない」と言ってきたけれど、その「防空監視員」というのも軍人として責務を果たすには良いのかもしれない、と思ったわけだが・・・。

だが現代戦でこの仕事はほぼ役立たずだ。そもそも音に比べて光の方が進行速度が速いので、目視の方が早期に敵機を発見できる。

それ以前に、現代ではレーダーサイトがあるので、ステルス戦闘機でもない限り領空内に進入してくる飛行機は捕らえられるし、だいたい音が聞こえた時点で対処していたのでは、現代の飛行機を相手にするには間に合わない。

しかも、対戦中とは違って、摘記の襲来より先に、地対地ミサイルや巡航ミサイルなどによる攻撃が先行して行われるはずで、レーダーサイトでミサイルを捕捉できたとしても対処できるか怪しいのに、盲人が気づいたところで、どうしようもない。

結局、B29ぐらいなら対処できた音源よる防空監視も、現代では無駄なことである。やっぱ潜水艦しかないか、俺たちには。それか、あれだ。自爆テロ。

本日居酒屋にて。

臨席の女性が「童貞は夢見過ぎなんだよ!」とほざいておりました。その件に関して異論はないけれども・・・。処女は夢見ないのかな?ちなみに、俺はあの女とはやりたくありません。

ところで、酔っぱらったときに腹が空くと、何故ラーメンを食べるのかについて、電車で会った見知らぬ大学生と熱い議論を交わしていたのだけれど、結論としては「麺類はつるつるっと入っちゃうからじゃないですかね。別に蕎麦でもいいんですが、夜遅くに蕎麦屋はやってないですし。」ということになった。しかし、一口にラーメンと言っても、豚骨、醤油、塩など、スープがいろいろあるし、太麺か細麺かという違いもある。で、酔っぱらったときは「豚骨がいい」ということで、フィナーレを迎えたのであった。

さて、ここでもう一つ疑問が沸いてくる。「ギリシャ」と「ギリシア」のどっちが正しいのかということだ。「ペルシャ」と「ペルシア」も同様である。どっちやねん?紛らわしい。もう両方ともイカロスでいいよ。太陽に向かって飛ぶなんて、羽がろうそくだろうが更迭だろうがいずれは溶けるんだから関係ねえっつうの!

だいたい、地球から太陽を目指す理由はいったい何なのか。探査機ならともかく、イカロスである。太陽じゃなくて月に行った方が良かったんじゃないのか?ひょっとして脱獄したのはいいけど世間に絶望して自殺しようとしたのだろうか、イカロスは。タコロスだめだったのだろうか。

最後に。イカロスが出てくる歌って、あれ「走れメロス」ですよね?ですよね~?ね、メロスっすよね~?メロ~ス!!

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プロフィール

結論の出ない駄文を残すことが趣味です。ついでに頭でっかち。
視覚障害(全盲)です。誤字脱字は、どうぞご勘弁ください。

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