コードギアスというアニメに出てくる用語に「アーカーシャの剣」というのがある。どういうものなのかよく分からないのだが、この「アーカーシャ」ってなんだろうと気になった。まぁ、こういうのはギリシャ神話の何かとか、そういうものからネーミングを考えているんだろうと思ったのだが。

ググってみるとそれらしいものが出てきた。 「アカーシャ」 という項目をウイキペディアで発見。内容を読んでみるとそれらしいことが書いてある。たぶんこれで備後だろう。

で、関連項目として「アカシックレコード」というのが書かれていた。こんな言葉もあったなあ。「アカシックレコード」と聞くと、ノストラダムスの予言についての議論のときに、韮沢さんが「アカシックレコードってのがあるの!」と一生懸命主張していたシーンを思い出してつい笑ってしまう。

アカシックレコードなどというものがあれば、それはずいぶんめでたい話だ。インドに、地球上の人間一人一人の運命が書かれた葉っぱがあるという話(なんというのか名前を忘れてしまった、心当たりのある方は教えてください)も似たようなものだが、つまりは俺達はだれかが考えたシナリオに沿って生きているということになる。すると様々な決断を自分の意志でしたと思っていても、それは自分ではなく他人の意志だということになってしまう。なんともつまらないことになってしまうのである。

しかし、残念ながらアカシックレコードのようなことを信じて疑わない人もいる。ちょっと調べてみただけでも、関係ありそうなものからなさそうなものまで、いろいろウェブページがヒットしてきた。その中に「アカシックレコードは4次元や5次元の世界の存在だから我々は関知することができない」という趣旨の記述を発見。なんて楽しいことが書いてあるのだろう。相対性理論の入門書でも読ませてあげたい。

そして、アカシックレコードを使って占いまでやってる人がいるらしい。確かにアカシックレコードを読むことができさえすれば運命が分かるんだから、そうした能力を持っているアカシックレコード・リーダーの人たちにとってはいい商売だ。ただ、手相占いの方が知名度高そうなので、広告をしっかりやらないといけなさそうだが。

まぁ、こういうのを信じたりするのは人の勝手だけれども、俺としては単純に信じるのはやめた方がいい気がする。