「なくすを、なくす」がコンセプトの落とし物・忘れ物対策グッズ 『マモリオ』 を使ってみた

はじめに

財布や携帯電話をなくす人って、周りを見てると結構多い気がします。

私はたまにしか落とし物をしないのですが、鍵を持たずに出かけて、家に入れなくなることがよくあります(オートロックなので)。

そこで、「物をなくす」「忘れ物が多い」・・・といったシーンで活躍しそうな『マモリオ』という製品を使ってみたので、レビューしてみたいと思います。

製品の情報

製品の特徴や仕様、他の人のレビューなどは以下のリンクからごらんください。

事前に知っておいた方が良いこと

  1. マモリオはスマートフォンと一緒に使います。 通信可能なiOSデバイスまたはAndroidデバイスが必要です。
    また利用開始に当たって、アプリから登録が必要です。 メールアドレスとパスワードを指定してアカウントを登録すると、マモリオが使えるようになります。
  2. マモリオは使い捨てです。 内蔵電池の寿命は10ヶ月~1年だそうですが、交換はできません(メーカー送りもNG)。 なので電池切れになったら新しいマモリオを購入しなければなりません。
    ただし、今ですとスペシャルチケットが付いてきて、交換用のマモリオを一つ引き換えることができます。 一つ買えば1回は無料で新しいマモリオが手に入るわけです。 注意点は、スペシャルチケットがいつまで付いてくるか分からないことですので、購入する際には確認をしてください。

大きさと形

パッケージを開封すると、中心部分にプラスティックの薄いチップが入っています。 これがマモリオ本体です。 全体を触ってみると、お守りみたいです。 そういう語呂合わせなのかも。

形状は、全般的には長方形ですが、短い辺の一方の角が隅切りになっています。 だからお守りっぽいのでしょう。 隅切りの近くには穴が空いていて、ひもやストラップを通せるようになっています。

大きさですが、かなり小さいです。 手の親指の先より一回りぐらい大きいぐらいです(私の場合)。 本体の厚さは3mm程度で大変薄く、重さも3gと、何かに入れたり結びつけても全く気にならないです。 この辺は設計段階からきちんとユーザビリティを考えていたんだな、と感じるポイントでした。 また、実際に本体を触ると、「こりゃ電池交換は無理で、使い捨てする前提で小型化したんだな」と納得できました。

セットアップ

まずはスマートフォンに専用アプリをインストールしましょう。

次にアプリを起動して、マモリオのアカウント登録を行います。
[Register]とか[ログイン]というボタンをタップして、メールアドレスとパスワードを登録してください。

続いてマモリオとスマートフォンをペアリングします。
開封直後は本体にペラペラのシートが挟まっています。 これを引き抜くと本体の電源が入ります。
マモリオ本体の電源を入れたらスマートフォンのアプリの指示に従ってペアリングしてください。 詳しくはメーカーサイトのヘルプを参照。

ちなみに私はiPhoneアプリを使っていますが、VoiceOver利用時、いくつか注意点があります。

  • 最初にチュートリアルが出てきますがVoiceOverだとうまく読めないことがあるので、スキップしちゃってOKです。 その代わりWebで使い方を読んでください。
  • アカウント登録やペアリングの画面、メイン画面など、ちょくちょくラベル無しのボタンに遭遇します。 ペアリング画面はラベルが付いたボタンもあるので、そちらでなんとか操作してください。 メイン画面では、[ヘッダーロゴなんちゃら]などと読むのがメニュー表示ボタン、[リストプレーなんちゃら]と読むのがマモリオの追加ボタンです。

また、ペアリングのときに、マモリオを画面に置くようにと指示が表示されますが、闇雲に置いてしまうと、たまにしか成功しません。 画面の左寄りのやや下目か、あるいは中央部分に置くと比較的成功しやすいです。
まあ、画面に置かなくてもペアリングできる場合もあったので、なかなかペアリングできないときは、しばらく粘ってみてください。
それでもだめなら、メーカーサイトで対応機種を確認してください。

実際に使ってみる

ペアリングまで終了したら、後は忘れたり落としたくないものに、マモリオを取り付けます。 私は財布のポケットに一つ入れ、鍵にも一つひもで結びつけました。

さて、早速いろいろ実験してみましょう。

位置情報

マモリオをペアリングした後は、スマートフォンの位置情報がマモリオと同期されます。 ここでお気づきかと思いますが、スマートフォンの位置情報が不正確だと、マモリオの位置情報も不正確になるので注意が必要です。 もちろん、GPSの誤差も同じように発生します。

マモリオの位置情報はアプリのメイン画面に表示されています。 具体的には、ペアリングしたマモリオが最後に確認されたときの位置情報と、どれぐらい前に確認されたかが表示されています。
例えば 「○○県△△市□□町、 1分前」 みたいな感じです。

通知

マモリオとスマートフォンが通信断絶{※}したら、いろいろな条件で通知を受け取ることができます。

※ Bluetooth Low Energy での接続。

通知の方法は、通信断絶してから指定時間後に通知するモードと、自動調整するモードが選べます。 前者は「60秒(後)」とか「300秒(後)」のように指定します。

面白いのは後者の自動調整モードです。 紛失や通信断絶の情報を記録して、最適な通知タイミングをアプリが考えてくれるそうです。

これは私の推測ですが・・・。 実はiPhoneアプリの場合、フィットネス情報などへのアクセスを要求してきます。 通信断絶の他に、加速度センサーの情報を元に、「単に少し離れているだけ」なのか「本当に忘れたりなくしたりしたのか」を判別しているかもしれません。

まあ、決まった時間で通知してくれるのも良いですが、トイレに行ったりするだけでいちいち通知されるのもいやなので、ひとまず私は自動調整で使っています。

ちなみに自動調整にしておくと、初めは数メートル離れただけで通知がきていましたが、1日使っているうちに、それぐらいでは通知がこなくなりました。 まさかとは思いますが、ユーザーの行動パターンを学習してるのかしら?

所感

一言でいうと「なかなか良いガジェットだな」と思います。 なんといってもマモリオ本体が小さいので、邪魔になりません。 今のところ私は財布と鍵に付けてますが、傘にマモリオを取り付けるのも効果的かもしれません。 手前味噌ですが:

よく傘を忘れるので、「高い傘を買ったら忘れないだろう」と思って高い傘を買ってもやっぱり忘れるという話

傘に取り付けるとなると、防水はどうなのか気になりますが、メーカーサイトを見てもよく分かりませんでした。

あと、使い捨てなのを、どう考えるかですが・・・。
類似製品は他にもあって、価格も似たようなものです。 その
上で、他の製品はボタン電池(CR2032)を交換すればOKだったりして、そっちの方が良いような気もします。
ただ、他製品のレビューを見ると「通知の回数が多くてウザい」とか「バッテリーの消耗が激しい」とか、良いことが書かれてないです。 ステマかもしれませんが、私も過去にいくつか「忘れ物防止グッズ」を使ったことがあるので、理解はできます。 
そう考えると、自動調整モードが通知回数を適切に調節してくれるなら、使い捨てでもいいかなという気はします。 小刀のも、ポイントかもしれません。 このへんは好みでしょうね。

全般的に良い製品だと思いますが、特性を正しく理解しなければ、何の役にも立たなくなってしまうかもしれません。
というのは、マモリオ本体にはGPSが内蔵されていませんので、追跡ができないのです。 これがスマートフォンなどのように、GPS内蔵デバイスとの大きな違いです。
つまり、仮にどこかへマモリオ付きの財布を忘れてしまったとき、スマートフォンと通信断絶したときの位置情報はアプリから確認できますが、その後財布が警察署へ届けられたり盗まれたりしても、それには気づけないのです。 ですから、本当に忘れ物をしたり紛失したときは、通常通り警察に届出したり、いろいろと利用停止する手間は同じです。 単に「どこに忘れたか」、「いつ、どこで無くしたか」が、ある程度記録できるだけなのです。 マモリオがあるからといって過信していると痛い目にあいます。

なんと「安心保証のサービス」をやっている

『MAMORIOあんしんプラン』というのもあるみたいです。 

財布とか鍵とか電子機器とかを万が一紛失した場合にいろいろ保証してくれるようです。 財布なら現金、鍵なら交換費用・・・といった具合に。

あと、実は『みんなで探す』という機能もあって、要するに紛失物の創作をクラウドソーシングすることなんですが・・・、それも自動でオンになるようです。 たぶん、普通は手動でオンにするのでしょう。 
明示的にだれかに創作を依頼するのではなく、マモリオのユーザーが紛失物の近くを通りがかったときに、紛失したユーザーに位置情報が送信されるそうなので、盗まれたりする可能性は高くなさそうですが・・・。 どの程度使い物になるかは未知数です。 GPS内蔵デバイスと同程度に追跡できるようになるには、マモリオのユーザーがかなり増えないといけないような気がします。

その他

法人向けのページを読むと、マモリオが目指すプラットフォームとして、なかなか面白いことが書いてあります。 単純に自分の忘れ物防止だけでなく、マモリオでどんなビジネスができて、どんな社会になっていくのか、ちょっと注目してみたいと思います。


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