先日ハローワーク主催の障害者のための合同面接会へ行ってきた。そのときに面接してもらった会社の中の1社から、明後日面談に来て欲しいと言われた。7月の中旬に浜松町で行われた面接会では13社受けて全滅だったので、今回はなんとか1社だけでも次のステップへ進めてよかった。

ただこの企業、最初は受けるつもりはなかったのだ。有名だしでかいので、俺には向いてないと思って。ところが当日会場を案内してくれた担当者のおばさんが、間違ってブースの前までつれてきてくれてしまったのである。それで「ならせっかくだし受けます」ということでこの会社と面接することになったのだった。

というわけで、明日は1日企業研究だな。


ところで、今日なんとなく教育テレビをみていたら、子供の早期教育について取り上げている番組がやっていた。途中からみたのだが、どうやら早期教育は大事らしい。

すべてアメリカの事例である。チャンネルを合わせたときには、小さいころ虐待を受けていて外界から隔離されていた子供の話をやっていた。その子供は隔離されていたので言葉もしゃべれず精神年齢は1歳半ほどだったらしい。父親が裁判所へ出廷する数分前に自殺したので、言語学者の人がその子供を預かって教育することになったそうである。しかし、物に名前があることやいろいろな単語は覚えて発話するようになったものの、結局文法は身につかなかったと言うことだった。

この子が文法を覚えられなかったのは、小さいころに脳が外界から刺激を受けなかったため、必要でないと判断した神経回路を切ってしまったのが原因だという。幼児の段階では成人の2倍ほどの脳神経回路が無秩序に存在しているため、成長するにしたがって脳がそれらを整理するのだという。上述の子供の場合、その整理の段階で刺激をほとんど受けていなかった脳は、本来人間に必要な神経回路まで整理の対象としてしまったために、最後までその子供は文法を覚えられなかったらしい。

一方、早期教育を行うことによって成功した例も取り上げられていた。貧困層の子供を対象に、最新の科学理論に基づく学習ゲームを小さいころから行った子供とそうでない子供を比較すると、生後12ヶ月まではほとんど差がないが、15ヶ月後から徐々に差が出始め、5歳を迎えるころには学習の理解などに明かな違いが出るそうだ。早期教育を受けた子供のほとんどが研究者や一流企業の社員となり、実験は成功したという報告であった。

さらには天才についても触れられていた。これは学者の主観だが、天才は普通の子供じゃないという。ピアノに対して特殊な才能を持ったという子供を取り上げていたが、練習時間は1日8時間なんだって。まず普通の子供はそんなに練習しない。だが天才というのは1つのことに夢中になると普通の子供では考えられないほどそれにとりついてしまう。そうすると、結局技術的にも向上するのでうまくなっていく、という循環らしい。

あと、天才は全体的にも優れているため、学校などでは他の子供と孤立してしまうこともあり難しいそうだ。へ、ざまあみろ。

いろいろ事例が報告されていたけれど、なんだかんだで普通がいいよ、やっぱり。天才なんてのはうまくいけば名声も得られるが、逆に失敗するとどん底だろう。まぁ俺は男だから、名声が欲しいと思ったりすることもあるが、でも、最終的には平凡な生活がいい、ということで落ち着く。

だから、俺に子供ができても特別なことはさせないでおこう。ただ、自然科学に興味を持って欲しいから、その手のことを子供の頃からやらせるかもしれんが。

すいません、タイトルとぜんぜん関係ない話題で。適切な題名が思いつかなかったもんで・・・。