2013年12月の記事一覧

5年間使用していた「NuForce Icon」というアンプがとうとうお亡くなりになられたので、修理せずに新しいアンプを買うことにした。

私は多少オーディオをかじったことがあるだけの素人で、音楽再生は主にPCでやるので、PCオーディオに適したものがないか探していたところ、最近以下の商品が発売されたというニュース記事を見かけた。

SP192AB 5W+5W超小型AB級プリメインアンプ of PURE SPEED/ピュアスピード(ハイレゾPCオーディオ)

SAYAというメーカーのプリメインアンプらしい。SP192ABが型番であるのは分かるが、「PURE SPEED」ってのはブランド名か?まぁその辺は割とどうでもいいのだが、このアンプ、ニュースを引用したブログとかは多いが、肝心の試聴レビューがほとんどない。Twitterとかあされば出てくるかもしれないが、少なくとも、Googleを使って検索したところによると、レビューはヒットせず・・・。

なので、とりあえず、参考になるかどうかは分からないが、私の貧弱な耳でSP192ABを聴いた感想を書いてみることにする。

1. 機器構成

はじめに、私のオーディオのハードウェアについて書いておく。

まず、音楽再生は先に書いた通りPCである。SYCOMというBTO屋さんで組み立ててもらったミドルタワーのデスクトップ。OSはWindows7で、再生ソフトはFoobar2000。ASIOとかWASAPIとかは使っておらず、ダイレクトサウンドである。本当はASIOとかWASAPIで再生するといいらしいのだが、スクリーンリーダーがおかしくなるので使っていない。

次に、ヘッドフォンアンプの「Black Cube Linear USB」(以下、BCLと略記)を、PCとUSB接続している。これ、本当はヘッドフォンアンプだけれども、スピーカーと繋ぐときはDAC兼プリアンプとして使っている。BCLとPC間のUSBケーブルには、メーカーは忘れてしまったが\7,000ぐらいのノイズフィルタ付きの高音質ケーブルというのを使っている。そして、BCLの電源ケーブルは、PS Audioの「XPD1.8」というやつ。あの、蛇みたいにぶっとい電源ケーブルである。

で、BCLと今回買ったSP192ABをRCA接続しているわけだ。RCAケーブルには、SAECの、0.5mで\5,000ぐらいするやつを使っている。ちなみに、前の「Icon」のAC電源には、無駄にオヤイデの電源ケーブルを使っていたが、SP192ABはただのACアダプタで、しかもアダプタの先はただのメガネケーブルなので、どうしようもなさそうだ。

そして、SP192ABの先には、スピーカーが繋がっている。機種はB&Wの705だ。スピーカーケーブルには、Kimberの、1.5mで\20,000ぐらいするやつを使っている。ケーブル類は、ほとんど型番を忘れてしまった。余談だが、このB&W 705も、5年ぐらい前に買ったものである。中古だったけど。

ハードウェアとしてはこんなところだろうか。

2. SP192ABの形状

もしも全盲の人が読んでいたときのために、スイッチや端子類のことを書いておこう。

まず全面には次の順で並んでいる。左から 1.電源スイッチ、 2.RCA / Stereo Miniの入力切り替えスイッチ、 3.ボリュームつまみ、 4.Stereo Mini入力端子 である。

電源スイッチは、下がオフで上がオンである。入力切り替えスイッチは、上がStereo Miniで下がRCAである。ボリュームつまみは、まぁいいでしょう。

側面には何もスイッチ・端子はない。

背面には、RCA入力端子、スピーカー端子、AC電源端子がある。これだけだ。RCAやスピーカー端子のLRがどっちかは、私に聞かないで欲しい。配列は、背面を正面に見て、左上にRCA、左下と右下にスピーカー端子、右上にAC電源端子がある。ちなみにスピーカー端子は、普通のスピーカーケーブル(銅線)と、バナナプラグの両方が使える。

3. 音質

さて、肝心の音質である。試聴に使うのは前述したハード構成であるから、スピーカーにはB&W 705を使用する。なお、私はIconでしか705の音を聴いたことがないので、スピーカーの特性なのか、Iconの特性だったのか判然としない点が多々あるけれども、そこらへんは適当に他のレビューで補って頂きたい。

あと、もう一つ注意点として、Iconが壊れてから約1カ月、繋ぎのスピーカーとしてBoseの「SoundLink」を使っていた。はっきりいってB&WとBoseじゃ音の傾向が違いすぎて、Boseに慣れてしまったこの耳でまともなレビューができるかどうかわからない。というわけで、いろいろバイアスが掛かっていることを承知の上でお読み頂きたい。

試聴は、SP192ABを2時間ほどエージングさせた後に実施した。

試聴に使った曲は以下の三つで、いずれもCDからExact Audio Copyというソフトを使ってAccurateRipしたファイルを、ロスレス変換(MonkeyAudio)したものである。

  • [クラシック] ベートーヴェン「オーボエ協奏曲」 (イ・ムジチ合奏団)
  • [ジャズ] 小曽根真「WIZARD of OZONE」より 「The New Beginning」
  • [ヘヴィーメタル] Impelliteri「クランチ・スクリーミング・シンフォニー」より 「Rat Race」
★ 全体的な印象

高域にはつやがあり、中域は強め。低域はパワーは無いが品のあるタイトな音である。でも、この特徴は、SP92ABのものなのか、705のものなのかよく分からない。ただ、高域のつやに関しては、Iconを使っていたころにはなかった特徴なので、SP192ABのものかもしれない。

解像度は今市だが、分解能は良好である。何十万円もするアンプとは比べるまでもないけれど、価格帯を考えれば十分高い品質と言える。

ただ、逆に各パートの音がはっきり聴こえる分、まとまりがなくバラバラに聴こえるのがデメリットとも言える。リファレンス的に聴きたい人にとっては良いが、音楽を楽しめるかというと、ちょっと微妙・・・。細かいところに気がいってしまって、音楽全体を楽しむことができない人もいそうである。

楽器としては、やはり生楽器の音は良い。特に弦楽器の音はすてきである。スピーカーの性質もあるだろうが、打ち込みはちょっと厳しいかも、といったところ。というか、全般的に「やっぱり705に5Wはパワー不足か?」と若干思ったりする。

★個々の曲についての印象

では、一つずつ聴いた印象を書いてみようと思う。

まず、ヴィヴァルディの「オーボエ協奏曲」(イ・ムジチ合奏団)である。先ほども書いたように解像度は高くないので定位ははっきりしないが、分解能は高いので各パートの音はしっかり聴くことができる。ホールの響きもまずまず再現できている感じだ。ヴァイオリンの音はなんか今市だけど、オーボエは伸びのあるつややかな音で心地よい。クラシックはあまり聴かないので、ちょっと、これぐらいしか私には評価することができない。

次に、小曽根真の「WIZARD of OZONE」より「The New Beginning」である。一番強い印象は「ドラムの音の切れが良い」であった。乾いたクールなスネアの音はなかなか良い。シンバルが少し耳に付く感じではあるが、ピアノの音も悪くない。また、各パートの音がはっきり聴こえるので、ジャズ独特の「駆け引き」みたいなのも、楽しめる気はする。そりゃ、このぐらいの価格帯で微妙なニュアンスまでは分からないけども。ただ、ウッドベースのビビリ音が若干気になる。

最後に、Impelliteriの「クランチ・スクリーミング・シンフォニー」より「Rat Race」。録音がそうなんだと思うが、ボーカルはやや浮きぎみだけど、はっきり聴こえる。おそらくだが、他の音源と比較してみて、女性ボーカルの方が伸びのある声を出してくれそうな気はする。それで、次にディストーション・ギターであるが、中域が強いためなんか安っぽいアンプに繋いだような音になってしまうが、ジャリジャリした歪みが好きなら悪くはないかもしれない。なんというか、ピックアップがシングルかハムか、割と明瞭に区別できる感じだ。ベースはもともと音源自体があまり強くないので、そこそこといった感じ。だいたい、705がそんなに低音をバンバン出すタイプではないので、まぁ、そういうものかな。ドラムの傾向はジャズドラムと似たような感じである。

4.まとめ

価格帯もそれなりでサイズも小さいので、小型スピーカーを使っている人には、SP192ABはお勧め。

ただ、もう少し大きくてもいいから、端子の配置にちょっと余裕が欲しかったかなというところである。背面側が。

渋谷駅の戦い

  • 日常
【戦闘】 渋谷駅の戦い
交戦勢力
俺、 うんこ
地  点
渋谷駅
日  時
2013年12月5日 0818時~0849時
激戦 地
渋谷駅トイレ
結  果
俺の勝利

本日朝、通勤中に「渋谷駅の戦い」が勃発。大量の戦死者を出しつつ、我方が肛門付近でうんこ新劇を阻止した。その後休戦協定の後、速やかにうんこは便器へリリースされた。

以下に背景を含めた戦闘報告をまとめる。

■開戦前

0716時。大腸付近でうんこ軍の一部による反乱が発生。反乱軍は鎮圧されたものの、うんこ軍側が「反乱の原因はお前らにある」との主張を始めたため、我方も即座に外交ルートを通じてうんこ軍と接触した。

0723時。自宅トイレにて代表同士が会談。我方はうんこ軍に対し、毎朝の習慣である「排便」を速やかに実施するよう強く要請したものの、うんこ軍側はそれを聞き入れず、大腸に駐留し続けると通告してきた。

0740時。自宅トイレでの交渉妥結を見ぬまま、我方は出勤を余儀なくされた。この時点で、我方は戦略を「排便」から「一定期間のうんこ軍駐留容認」に切り替えねばならなかった。

0815時。それまでにもうんこ軍の小規模な反乱は断続的に続いていた。そのため、通勤電車の中でも、外交ルートを通じて「自制ある対応」をうんこ軍に求めていたが、うんこ軍側は一方的に国交断絶を通告してきた。

■開戦後

0818時。我方に対してうんこ軍が正式に宣戦布告。それと共に我方もうんこ軍に対して宣戦布告した。この時点で、我方は通勤電車の中にいたため、形勢は断然うんこ軍側が有利であった。

0819時。うんこ軍特殊作戦コマンド(略称:USOC)の1個小隊が肛門に強襲空挺高架。肛門の防衛に当たっていた肛門括約筋の1個歩兵師団がこれを撃滅した。

0822時。USOCの別働隊が後方に空挺高架すると共に、大腸から新劇してきたうんこ軍主力の2個機甲師団が合流。圧倒的な兵力に肛門括約筋はなすすべなく、撤退を余儀なくされた。このときの肛門括約筋の損耗率は3割である。

0824時。短時間で肛門を制圧されたため、我方は再度戦略を「排便」に転換し、戦術として渋谷駅でいったん下車することを決めた。

0827時。本作戦地域の地形を全く把握できていなかったため、駅員にトイレの位置を尋問したところ、「場所が分かりにくいですからご案内致します」と言われた。神風が吹いたと我方の司令部は安堵したことだ。そのため、肛門括約筋にはアナル付近での遅滞作戦を実行しつつ敵を足止めするように命令した。

0830時。「今人出が少なくて応援を呼んでますからもう少しお待ちください」という駅員の言葉に、向こうの事情はあるにしても、憤怒の感情を覚えつつ、我方はその場で停滞するしかない状況であった。しかし敵の構成は激しく、三つある防衛ラインのうち2ヶ所が撃破された。

0834時。ようやく駅員さんという増援が来た。すでに三つ目の防衛ラインもいつ撃破されてもおかしくない戦況であったが、我方は敵をキルゾーン(トイレ)におびき出して撃滅すべく行軍を開始した。

0837時。作戦ポイント(トイレ)に移動完了。しかし、「個室が空いてない」という、割と簡単に想定できる状況に陥り、ここでも足止めを食らうことになってしまった。そのとき、とうとう三つ目の防衛ラインが突破され、突出した敵の機械化歩兵1個中隊がアナルを越えた。突破された肛門括約筋のうち、一部の部隊が敵を追撃し、アナル付近で足止めしていたものの、状況は最悪であった。

0842時。水を流したのにぜんぜん出てこない糞親父とか、ブリブリ音を立てながらトイレットペーパーを巻いたと思ったら鼻をかんだだけだった糞親父とか、ゆるりと個室の掃除をしているおばちゃんなどに激怒しつつ、敵の侵攻をなんとか食い止めていたところ、やっと一つ個室が空いた。ようやく我方が反撃できるときがきた。

0845時。温存しておいた戦闘機の4個飛行隊によってうんこ軍の機甲師団に空対地攻撃を加え、さらに撤退中に敷設した遠隔起爆式の対戦車地雷を一斉に起爆。キルゾーンで敵を撃滅した。

0847時。うんこ軍総司令官のインドール将軍からうんこ軍側から停戦の申し入れがあり我方もこれを受諾。平和裏にうんこ軍は便器へ撤収した。

0849時。うんこ軍の撤収が完了し、戦闘は終結した。うんこ軍は、その後排水管を通じて下水道へ脱出したとみられる。

■教訓

元来、朝ご飯を食べたときはうんこ軍の反乱が発生しやすかったが、そのような場合はトイレでの交渉に費やす時間が多かったので、大規模な戦闘は回避できていた。

しかし今日は朝ご飯を食べていないにも関わらず反乱が発生。朝ご飯を食べないときは交渉する時間もないため、和平協定の締結に至らず、戦闘が勃発してしまった。

従って、朝ご飯も食べるにしても食べないにしても、朝早起きは必要である。

また、肛門括約筋の損耗率が高い状態での行軍は、我方に多大な負担になることも判明した。正直、歩くことで肛門括約筋の活動が制限され、結果的にうんこ軍のアナル突破を許してしまった。

以上で戦闘報告を終了する。

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プロフィール

結論の出ない駄文を残すことが趣味です。ついでに頭でっかち。
視覚障害(全盲)です。誤字脱字は、どうぞご勘弁ください。

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