1月23日から、2泊3日で札幌へ行ってきた。友人にあって気晴らししたかったからという、安易な動機ではあるが、ちょうどこの時期は旅費も安く済むので、という理由もあった。

遠隔地に住む友人となら、今時SkypeだのLINEだので話せばいいのだけれど、実際に会って話をする良さというのもあるかなあ・・・などと思い、足を運んだわけである。

で、どうだったかというと、やっぱり良かった。電話で話すにしても、同居人がいたりすると気を遣うし、やはり対面でお酒を飲みながらでないと話がはずまないこともある。そういうことを再確認できた。普段から近くに、飲みながら話せる人がいることが、とても素晴らしいということも、改めて感じた次第である。

まあ、詳細は特に書くつもりはないのだけれど。

せっかくの旅行だというのに、移動の間にいろいろ考えることが多くて困ってしまった。いや、別に考えなくてもいいのだけれど、なんとなく暇で、あちこち見回していると、いろいろな考えが頭をよぎるのである。

例えば、飛行機。安全確保の観点で見れば、主体的に判断することよりも、マニュアルに沿って確実な点検やルーチンワークを行い、異常を見つけることが必要とされる。それができた上で、あれこれサービスが行える。いわば、「安全」というインフラの上に成り立つ商売であるから、そのインフラを確実に守ることは非常に重要だ。

私の良く知るIT関係でも、基本的にはやっぱり「インフラあってのシステム」というか、システムはインフラというか・・・。そんな感じなので、運用する側はクリエイティビティより精密なルーチンワークをこなせる方が向いている。そういう人たちがいて、初めて「じゃあ、新しいアプリを考えよう」とか「もっと改善をしよう」とかいう話になるわけで・・・。

電気にしろ水道にしろ何にせよ、インフラとして当たり前になったら、今度はそれを確実に維持する仕組み(たいていは地味な仕事になってしまうけれど)が必要で、圧倒的にそうした仕事の方が世の中多いなあと。フライトのときに思ったりしたものだ。

こういう余計なことをいちいち考えるんで、なかなか眠れなかったりするんだろうなあ、俺は。困った困った。もっといい加減に生きたいもんだねえ。