本日、我が軍が攻勢を開始したものの、敵軍の防衛線付近で膠着状態となった。敵味方、共に損害は甚大であり、今後は持久戦に移行する見込みである。

ただ、我が軍は、善戦でばらまかれた敵の宣伝ビラに惑わされ、戦争目的を見失った。戦闘の継続は困難を極める。

今後は、戦略的撤退をするのか、あるいは戦術予備軍を投入してあくまで防衛線突破を試みるのか、政治的判断が必要である。戦略的撤退を選択する場合、いかにして有利な条件で撤退できるかも検討がひつようである。

以上で戦闘概況の報告を終了する。正直言って、我が軍には「絶望」というネガティブな感情が蔓延しており、これを排除するにはかなりの努力を要するとみられる。