題名の通りだ。肉を食うやつらは、他の命を頂き自分の命を延ばせることに対して感謝しなければならない。そして、肉を提供する人々にも感謝しなければならない。

が、どうもみんな「肉は出てくるのが当たり前」と思っている。豚バラにしても和牛にしても。でもよく考えろ、肉はあぁして最初からパックに入っているのではない。もともとは動物なのだ。動物を殺して解体してパックに詰めるのだ。

肉に限らず、スーパーに売られている食品の多くはそのままの姿ではない。だから抵抗を感じぬままに平気で残飯と化したり期限切れで捨てられていくに違いない。それは、どうやって加工されたか、どんな苦労があるか知らないからに他ならないと俺は思う。それじゃだめだと思うのだよ。

この前知り合いに、「貴様がうまいと言って食っているその肉は、誰かが豚を殺して解体したものだ。端正込めて育てた豚をその手で殺す人の気持ちを考えて、噛みしめて食え!」と言ったら、とてもいやな顔をされた。

後、世の中を理解するために「高校生になったら普通科でも鶏の畜殺実習をやらせるべきだ」と言ったら、それも怒られた。何故だ?そうして殺した鶏をその場で料理して食って、命の尊さ、職業の尊さを学ぶべきじゃないのか?

「新鮮な肉や魚介類はおいしいよねえ」と言っている連中は、ただ新鮮なものを買うだけじゃなくて、自ら新鮮な肉や魚を捌くこともやった方がいい。それが究極の「新鮮」だ。殺した手の牛の肉はきっとうまいだろうに。

ま、ちょっと思っただけだ。ちなみに、畜殺のビデオとか見ただけで肉が食えなくなる連中は、一生肉を食うべきでない。自ら家畜を殺して、殺したことに罪を感じ、肉は「肉は食べない」と誓うのなら良いが。