楽天の三木谷さんはいい人だと思う。いや、それは分からないが、とりあえず楽天はそこそこやるなぁと思った。

というのも、最近の厚生労働省のネットでの医薬品販売規制の件で届いた楽天からのメールで、三木谷氏のコメントとして「障害者も困っている」という趣旨の内容が盛り込まれていたからだ。まぁ、ネット通販を利用している障害者からそういう意見が楽天にもたくさんきたのであろう。しかも、「ネットで医薬品が販売されることで、視覚障害者も薬を買うことができたんです」という旨の文章があった。おお、直できたよ!

そういうわけで、楽天からのメールを読んで、俺もパブリックコメントを寄せる気になった。

ネットで薬が買えなくなるというのは、三木谷氏が言っているように視覚障害者にとってはつらすぎる。一般的な状況とは裏腹に、視覚障害者はネット上の方が各種製品に関する情報を得やすいのである。それは使い勝手とか効能とかいうことではなくて、製品の成分・用法・禁止事項などに関してである。

それに、何より自力で買い物ができるという点がネット通販の強みだ。だって、考えて見て欲しい。薬局で買い物の手伝いをしてくれたのが、とても若い、かわいいお姉さんだったときに「コンドームが欲しいんですけど」なんて言えると思うか?言えない・・・。例えおばさんだったとしても言えない。

まぁ、コンドームはきっと今回の規制の対象じゃないと思うが、製品選択の機会という観点から、ネットで薬が買えなくなるのは痛すぎる話だ。

そもそも、今回の規制の前提として、ネットでは薬に関する副作用などについて十分な説明無しに、消費者が購入できてしまうことを問題としているようだ。けれども、薬局で買えば十分な説明が受けられるのだろうか。薬局の店員がみんな薬剤師ならともかく、ただの転院に十分なリスクの説明ができるとは思えない。すなわち、店頭で買うこと=薬に関する十分な説明が受けられる、ということではないと思うわけだ。

ちょっと強引だが、説明が必要なぐらいの副作用を伴う薬なら、処方薬にするべきである。注意事項程度なら、薬局で買おうがネットで買おうが正直変わらない。注意事項を守らないやつが悪いのだ。

そういうわけで、今の厚生労働大臣って誰だ?あぁ、あの人か。桝添さんって、昔TVタックルで田島さんとバトルしてたころの印象が強すぎて、インフルエンザとかの発表してるのは「似合わないなあ」と思う今日このごろ。

じゃ、行ってくる。トイレに。