本日の出来事。

今朝、駅で電車を待っていたら、おじいさんに「あ、あなた、目がご不自由なんですね?」と言われた。朝6時半に駅構内に響くおじいさんの大声。恥ずかしすぎる。どう考えても俺に声をかけているようなのでしかたなく返事をすると、おじいさんは語り始めた。

「あたしにもね知り合いにいるんですよ。ほんとにあなたたちはすごいです。あたしなんて・・・。」はぁ、そうですか。

「あたしは脳の病気をやったんです。脳梗塞です。」おじいさんは他にも自分がかかった病気の名前を2,3挙げたが俺は忘れてしまった。「でもね、そんなの病気じゃないですよ。あたしは松葉杖をついてるけれども、こうしてやってます。」・・・いやいや、おじいさんそれは病気です。

途中、眠かったのもあっておじいさんの発言を聞き取りにくかったので細かくは忘れてしまったが、突然おじいさん鳴き始めてしまった。「あたしはね・・・う・・・あなた、がんば・・・っている・・・う~」

ここまでくると俺にはどうしようもない。完全に異世界にきてしまった。通勤のリーマンたちは次々と俺のそばを通り過ぎて行く。目の見えないスーツ姿の男の前で泣くおじいさん。どう見てもおかしな光景だ。

ちょうど電車がきたので、大泣きするおじいさんを置いて俺は電車に乗っちゃった。でもね、乗車する寸前に「気をつけてね」と大声で叫ぶのはちょっと勘弁してほしい。

さて時間は夕方。渋谷発のめちゃくちゃ込んだ電車の中で、頭の悪そうな女子高生がチョコレートを食っていた。あほかお前ら。小学校のとき、道徳の時間で「電車の中でものを食べるのは悪いことかどうか」について議論したことはないのだろうか。これが奨学生ぐらいだったらムカムカしながらもスルーしたかもしれないが、高校生にもなって電車の中でお菓子を食べるな!しかもその電車は、今日から運転を始めた新車両らしい。新しい車両をチョコの臭いで充満させるとは・・・。やめろ。

続いて乗り換えた先の電車での年寄りの会話。なんでも最近彼らの周りでどんどん人が死んで行くらしい。それで生きている連中と1つのテーマで話し合うことがあるそうな。それは「死ぬやつらは等比数列的に増えるのか、等差数列的に増えるのか、どっちなんだうか」ということらしい。そして結論が出た。「そりゃ等差数列の方がいいだろう」と。いったいこの年寄り集団は何を議論していたんだ。

とまぁ、どうでもいい話でした。