もうすぐ9月13日。しつこいようだが、2008年9月13日に、アジアのある国で百万人規模の被害者を出す地震と津波が起きるらしいのだ。

これは、ここでも何度か触れたブラジル人が夢に見た未来である。つまり予知夢だ。前はジョゼフィードさんと書いたが、本当はジュセリーノさんというらしい。

詳細なところは分からないが、テレビの情報から考察する限り、2007年の出来事については、あまりこの予知夢の信頼性は高くないといと考えられる。

だが2008年9月13日というのはかなり具体的な日付を表しているため、この予知夢が当たるかどうかは見物である。個人的には、5月の中国の大地震だって酷い災害で、確か数万人の被害者を出しているはずなのに、何故そっちには触れていなかったのかも気になるのだが。もしかして予知夢をまとめた書籍を出していて、そこには触れられていたのだろうか。

もし9.13の予知夢が現実となれば、いったい世界はどうなってしまうのだろうか。アジアと言ってもひろい。日本という可能性もあるが、インドネシアの方じゃ数年前にもそうした被害があったのだから、そちらという可能性も十分に有り得る。

そういうわけで、9月13日には遊ぶ予定が入っているけれど、その当たりは気にするようにしなければならないなあ。


と書いてからGoogleで検索してみると、ジュセリーノさんの公式サイトを発見。日本事務局があるようだ。なるほど、テレビで取り上げられもしたので信者がいるんだろう。またWikipediaにも記述があった。

とりあえず日本事務局のトップページにリストされていた2008年分の予言を見てみた。5月に中国で地震があるという記述を発見したけれど、5月より以前にこの記述があったかどうかは定かでない。また、9月13日の地震は主に中国で発生するようだ。中国でない場合は名古屋だとのこと。おいおい。

この他にも今年の予言を抜粋すると、8月に東京で地震が起きるとか、9月にエンパイア・ステートビルがテロに遭うとか、HIVのワクチンが試験的に作られるとか、鶏インフルエンザが流行して死者が出るとか。

今後数十年先の予言についてはWikipediaに記述があったが、大まかにいうと、火山の噴火で将来氷河期になるとか、ニューヨーク市場が崩壊して資本主義は機器を迎えるとか、100メートルを超す津波が世界中で発生するとか、そういうことが今後起きるらしい。

さてこれらについて考えてみよう。

まず地震に関する予言は非常に多い。でも、地震なんて下手したら毎日起きているので、場所と時間、規模が的中しなければほとんど予言としては無意味である。過去の地震についてはそれなりの精度で的中しているものがあるようだが、今そんなことを言われても信じられない。

次に、爆弾テロなどの予言は比較的当たっているようだ。だがこれも、世界情勢を細かく分析すれば自ずと導かれる結論のようにも思える。全体的に、自然災害に関する予言よりは、こうしたテロなどの予言の方が的中しているように見える。

そして今後の予言について。氷河期がくるというのは科学者によって考えられている説の1つであるため、そうした情報を元に主張している可能性が高い。また小惑星の衝突に関しても同様である。ただ小惑星は2029年に地球にかなり接近することは確認されているが衝突はしないということなのだが。

あと、数年後に「厚さ0.01ミリメートルのコンドームが開発される」という予言があった。ジュセリーノさん、こういうものが欲しいんだろうか。俺も欲しい。

とりあえず皆さんも探して見てみると良いが、事実と照らし合わせてみたときに、90%の的中率というのには少々疑問を感じずにはいられない。それに、日本事務局には日本に関する予言もいくつか掲載されているが、ほとんど当たっていないのだ。たぶん日本向けに適当に予言したんだろう。しかも地震が起きると予言されている地域は、昔から地震が起きるのではないかと言われている地域が多い。東京とか名古屋とか。

まあ、そういう考察により9.13も平和に過ぎると思うけれど、万が一予言が当たる場合は、名古屋での地震はやめてほしいものだ。実家が崩れても困るので。