4ヶ月の時を経て、再びやつが俺の前に姿を現した。この前はコニャに手伝ってもらってやつを処分したはずだったのだが…。
そう、どうやらまたゴキの野郎が俺の部屋に現れたらしい。今日、日曜日だなぁと重いながらテレビを見ていたら…いきなり台所からガサガサという音が聞こえてくるではありませんか!!ま、まぁ、木曜日に作ったカレーの鍋を洗わずにそのままにしておいた俺もいけませんがね、だからって俺以外の生物が進入してこなくたっていいでしょ!!
自分で言うのもなんですが、昆虫についてはものすごく臆病なので、家の中に虫がいることを想像しただけでも鳥肌が立ってきて、一人暮らしをめっちゃくちゃ後悔するのです。そうして俺が怯えている間に、なんかドアをノックするような音がしたようなしなかったような…ひょっとして居留守をしてしまったかもしれないが…とにかく怖い!!(たぶん今日きたのはこの前の宗教の人だな)
そして、俺は全面対決することを決めました。やつが現れたからと言ってまた人を呼ぶのもなんだし(っていうか夕方だったしね)、たとえやつに直接触れることになっても、一時我慢すればその後ハッピーになるならば、やむを得ないだろう。
俺が考えた作戦は次のとおり。
- まず、流しに50度程度のお湯を5分以上流し続ける。もちろん万弁なく。
- 排水溝のふたを取っって、大きいものでも残飯がたまる所に流れて行くようにする。
- とりあえず洗い物をする。
- 調理台を一通り点検する。
もしやつが現れたら?
- 予め手にスーパーの袋をかぶせ、ちょっとでも素手で触れないようにする。ほんとは軍手しようと思ったけど、片方しかなかったので却下。
- やつが手に触れたら、我慢して捕まえて、奪取で部屋を飛び出し、その辺の道路に捨てる。
- 逃げられたら、5分程度は頑張って、無理だったら怯えながら寝るしかねぇ!!
もしもやつを発見できなかったら?
- 先ほどのお湯攻撃でダメージをくらい、そのまま生ゴミになっている可能性があるので、明日流しの残飯が貯まる所のゴミをまとめて捨てる。今日やらないのは、今日だと生きてるかもしれないから。やるなら確実に死んだと予測できる明日の方がいいと思う。
- もしくは、ゴキも巣を持っているようなので、帰ってくれたと思いこむ。
- 最悪のシナリオは、発見できなかったがじつは潜んでいる。
そして結果。
俺はゴキをこの手で触ってない。というか、覚悟を決めたつもりでも、やっぱ怖い。なので必然的にゴキがいるかもしれない所は、スーパーの袋を手にかぶせた状態でティッシュを大量に持ち、ティッシュでそこを探ったりしてました。だから、この前みたいにティッシュにくるまれた形でやつは死んでるかもしれないし、俺の負けである可能性もある。まぁ、前回はそもそも死んでるのが転がってたような気がするし、ある意味素手で触ってしまったから俺の負けみたいなものなんだけども…。
真面目にゴキブリほいほいの導入を検討しなければならないかもしれない。ゴキジェットのような飛び道具は俺が持っても無意味(むしろ部屋がひどいことになる)ということで却下。でもほんとはそっちの方が戦ってるムードにはなるけどね。あ、でも死骸の処理という点ではゴキブリほいほいの方が1枚上手かもしれない。
そういえば実家にはあちこちにホウ酸団子が置いてありましたが、1年経っても減ってる様子はなく、ゴキブリほいほいの方が方策でした。いらん収穫だが…。それでも取りきれない物はたまに生活空間に進出してくるわけですが、そういうときおやじも虫は嫌いなので母親が駆除してたわけですが、スリッパでたたいて殺してました。ってか、うちに置いてあったスリッパ、普段はだれにも履かれることはなかったけど、虫を殺すときには武器になってましたな。考えてみれば残酷だけど、残酷ということはその後の処理も大変そうだと思う。だって、たたいたら…つぶれるでしょ??オエ!きもい!!
そんなわけで、本日のミッションは終了したにはしたのですが。果たして俺はこれから無事に生きていけるんでしょうか。心配だ〜。怖いよ〜!マジ怖い!!これじゃ明日から自炊できないじゃないか!!