「チリの歴史を学び、歌のテストに挑戦した一日」

 今日はちゃんと7時半に起きて飯を食う事ができた。
でも、俺のあまり好きじゃないメニューだったから、ほとんど食ってない。
パンとカフェオレはちゃんと無くなったが、後はどうも食えなかった。
 これだけしか食わないと、朝飯食ったと言ってもやはり腹が減るらしい。
学校へ行く前から空腹になってしまった。
 1時間目は「もう1つの9月11日」というテーマで授業をした。
なんでも、1973年の9月11日に、南米のチリでは大変な事があったらしい。
大規模な軍事クーデターが起こり、大統領が自殺したり、支持者などが虐殺されたというのだ。
俺はこんな事全く知らなかったのだが、この出来事についていろいろ学ぶ事ができた。
で、実をいうとこの出来事を中心にやったのではなくて、ある歌手とチリの社会的・政治的情勢の関係を元に、どうして彼らはこうなったのかというのをやっていったのだ。
まあ、俺も半分寝ながら聞いていたのではっきり覚えてないけど、どうもこの歌手の人は新しいチリを作ろうとする政治体制を指示する歌を作りまくり、それが貧しい農民たちの中で人気を呼んだらしい。
で、クーデターの時に捕まって、そのまま殺されたそうだ。
まあ、なんともいえないような出来事であったようだが・・・うーん・・・ここではあまり書かない事にする。
 なんか担当の先生が、「夏休み暇だったから外国の人とチャットばかりしていたよ」と言っていて、その関係だかなんだか知らないが、そのころのチリの歌をいっぱい聞かされた。
古くさいフォークソングっぽくて嫌いではなかったけど、ちょっとボリューム大きかったぞ!
 この授業が終わってからは水泳だ。
まあ、腹はへっているが頑張って切り抜けた。
 水泳が終わると、なんか俺はいやな事を思い出してしまった。
たしか今日は音楽の授業がある。
そういえば先週テストをするとかなんとか言っていたような気がする・・・。
 そう!実は今日は歌のテストがあったのだ。
う〜ん〜できれば歌いたくないけど、歌わないと単位がもらえない関係でどうしても歌わねばならない。
俺は憂鬱だったがそれはみんな同じだった。
 音楽が始まると、先生はもうやる気まんまんで発声練習をさせ始める。
俺たちは発声練習中も雑談をして気分を紛らわす事につくしたが、結局それは無理だった。
 そして、とうとう歌う時がきてしまった。
出席番号順からだったので、俺は後ろの方だった。
うーん・・・みんな歌っている!
一時はボイコットするとか言ってたやつも一応歌ってる。
いつもは気が強いやつも、めちゃくちゃ恥ずかしそうに歌ってる。
こうなったら俺もマジで歌わないといけない状況だ。
 そしていよいよ俺の番がやってきた。
「チョー恥ずかし!」
なるべく声を潜め、とりあえず歌っている事だけアピールしつつ、俺は歌った。
歌い終わると、もう何がなんだかよく分からなかったので、とりあえず速攻席につく。
まあ、音程があっていたとか声の大きさがどうだったとかは知らないが、とりあえず歌い終わった事による安心感が俺を包んだ。
 さてさて、今日の一大イベントが終われば後はなんて事ない。
ちょちょいと数学やって今日は終わりだ。
寮に帰ってから、はてはて今日は何をしよう。
俺は昼間に勉強するのは嫌いなので、とりあえず飯を食うまでは遊ぶ事に決めていた。
で、ちょうどその時、昼のドラマを撮り忘れた事に気がつき、かなりのSHOCKを受けた。
まあ、後悔しても無駄なので、とりあえずゲームやろう。
ゲームやった後は、なんかギターとか弾いて暇つぶししてたけど、いつのまにか寝て手気づいたら飯の時間だった。
それから自治会の総会があって、終わってからしばらく先輩とだべってから、委員会に出た。
今日はとりあえず重要事項を2つほど決めて委員会は終わった。
 そして9時ぐらいからテレビを見ながら勉強する事に・・・。
でも、テレビが面白かったのでついついそっちを見てしまい、勉強が進む事はなかった。
それからまた先輩がきて、あれこれ話をしていたら、去年の数学の模試でもやろうという事になって、ひたすら1時まで問題を解いていた。
まあ、俺にとっても先輩にとっても勉強になったからいいか。
それから科学を勉強して俺は寝る。
深い睡眠に入る。