11月頃、ヤングギターマガジンのYouTubeチャンネルをうろうろしていた時に、なんと「イングヴェイ来日公演」というのを見かけて、めっちゃテンション上がってチケットを取ってしまった。ライブに行くのは2015年にインペリテリを観に行った以来で、そもそも来日アーティストのライブは2回目である。
最近自分も40歳近くなっていて、ということは俺的レジェンドたちも歳を取っているわけで…。次いつ日本にくるか分からんし、アメリカでライブはやってるだろうけど、そうそうアメリカに行ってばかりもいられないし、「観られる観られるうちに観ておかないといかん」
という気持ちが強くなってきたころだったので、非常にグッドタイミングであった。アメリカですらライブやれなくなっちゃうかもしれないしね。
で、プレオーダーでチケット予約したんだけど無事当選したため、12月20日、いざパシフィコ横浜へ!!ライブに行く時のいつもの悩みであるが、最寄り駅からどうやって会場へ行ったらいいか分からんけど、パシフィコ横浜に電話したら「みなとみらいが最寄り駅です」とのこと。みなとみらいは10数年前通勤で利用していたので、改札からだいたいの行き方を聞いて「よし、なんとか行けそうだ」と思い、当日レッツラゴー!
電話で聞いたとおり、みなとみらいの改札を出て長いエスカレーターと短いエスカレーターを上ったところまできた。ここまでは過去の通勤経路と同じ。さてここからが問題だが、とりあえずそこらへんにいる人に声をかけて聞いてみると「パシフィコ横浜だったらあっちですよ」と教えてくれたので、それを信じてぐんぐん進む。ぐんぐん進んでも外にでる気配がないので不安になってきたのだが、なんと出口が現れて「さてさて、まだまだ歩くぞ」と思っていたら…。おばちゃんの集団に声かけられて「まっすぐ、まっすぐよ」と言われた。このおばちゃんたちは俺がどこへ向かっているのか知っていて「まっすぐ」と指示しているのかは判然としないが、せっかくなので「パシフィコ横浜ってこっちで合ってますか?」と尋ねると、「あらら、反対方向よ」とのこと。ガビーン、俺ははめられたようだ。いやさっきのねえちゃんは悪くない。リサーチ不足だった俺の責任である。
というわけで元来た道を戻って、エスカレーターのところまで戻ってきた。反対側ということはここを超えてまだ真っ直ぐ行くということだろうから、信じて真っ直ぐ進む。こういう時大切なのは信じる心だ。信じていれば、いつかは正しい路にたどり着く。たまにやっぱり間違ってることもあるが、途中でネガティブになってはいけない、信じて突き進んで、結果的に間違っていたらまた引き返せばいいだけの話だ。
すると再び出口が現れた。よし、ここからまだ会場までは橋を渡って行かねばならないが、とりあえず方向が合ってるかだけでも確認しておこうと思って、その辺を歩いていたおばちゃんに「パシフィコ横浜ってこっちで合ってますか?」と尋ねたところ、「あれ、イングヴェイ?あたしも行くのよ、よかったら一緒に行きましょう」と神の一声をいただき、入場口まで一緒に行ってもらえた。やはり信じる心は大事だ。それにしても、イングヴェイっておばちゃんも観にくるんだなあ。
さて、ここからも問題だ。指定席なのだが「どこですか、俺の席は?」係のお姉ちゃんがチケットを確認する時に「すいません、この席ってどうやっていったらいいですか?」と尋ねると、これも神の思し召し、かわいいおねえちゃんが席までつれていってくれた。ワンダホー!!結局、神と皆様のおかげで無事自分の席にたどり着けました土佐。…まあ神は置いておいて100%親切な皆様のおかげです。
席に着いたころにはまだ開演まで30分ほどあったが、徐々に埋まっていく席を眺めていると、やっぱりというか、客層は高齢者が多い。まあね、80年代に登場したアーティストですから、それから40年経った今ライブに来る客層ってそうなるよな。会社帰りのおっちゃんも結構いて、金曜日の夜というのはそれなりに良い日取りだったのかもしれない。
一つ気に食わなかったのは、俺はA席を取ったはずだったのだが、左右的にはほぼ真ん中だったものの、かなり後ろの席だった。A席だぞ!S席も席種としてはあって、5000円高かったのでケチってA席にしたんだけど、5000円ケチらずS席にしとけばよかった。
そして、開演時刻。だいたいライブってぴったりの時間には始まらないものだが、なんとほぼ時刻どおりにスタート!突然のストラトキャスターの轟音に俺も会場も一気にざわめく。生イングヴェイがあの職人芸を目の前でプレイし始めた!!
感想は、はっきりいって最高で合った。プロなんで当たり前なんだけど、あの芸術的リフを100%の再現性で演奏しているし、時々のっかるノイズがCDではなく今生演奏していることの証で、レジェンドを前に言葉を失ってしまった。2015年、大阪の梅田クラブクワトロで観たインペリテリ以来の感動で合った。
ただし、残念だったのは、音響が糞だったこと。演者があーいう音をねらって出していたのならしかたないんだけど、演者の意向はなくてエンジニアだけが調整を行っていたとしたら、ミキシングが悪すぎた。ギター1本とかで演奏している時はいいのだけれど、アンサンブルになるともうどれが何の音田かグチャグチャで分からないし、そもそも音階を聞き取れないので、かろうじて「この曲演奏してますかね?」という状態だった。なんとももったいない!!ヴォーカルも、カラオケみたいにきっついエコーがかかっていて、MCの時までエコー掛けっぱなしなので何言ってるかさっぱり分からないし、演奏中もヴォーカルがつぶれてしまってどうにもこうにも…。
まあ、そういう不満は往々にしてあった者の、ソロのギターは素晴らしい音で聞こえたし、ライブであれを弾けちゃうなんてやっぱり最高だぜ、イングヴェイ!アルファベット的にイングウェイのような気もするけど、カタカナではイングヴェイって書いてあるし、イングヴェイでいいけれども、とにかくあの職人技はやっぱり生で聴いておいてよかった。
最高の一時はぴったり2時間で終わり、帰り道、元来た道を戻ればいいやと思っていたら、今度もおばちゃんに声を掛けてもらった。60歳、不動産業を営む女性だったらしい。イングヴェイが好きには思えないような非常に穏やかな女性であったが、今日のライブについて語る内容は情熱的である。なんでも、歳を取ってからずっと行きたかったアーティストのライブに足を運ぶようになったとのことで、先週はジューダス・プリーストを観てきたそうだ。ガチじゃねえか、このおばちゃん!
そして素晴らしい情報も聞くことができた。3月にインペリテリが来日するらしい。おばちゃんはチケットをプレオーダーするといっていたのだが、そもそも俺はこの業界に染まったのはインペリテリが切っ掛けである。行かないという選択肢はない。おばちゃんにプレオーダーのサイトを教えてもらって、後日プレオーダーした。結果は来年分かるが、とても楽しみである。
そういうわけで、久しぶりにライブに行ってきた時の様子を書いてみた。ライブ自体の感想があんまり書かれていないのは、感じることが多すぎてあんまり覚えてないのと、言語化できない感情が溢れてて記事にはしきれないからである。まあライブってそういうもんでしょ。
ということで、来年はとりあえずインペリテリに向けて毎日を頑張ろう!

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