昨年の12月で会社を退職して、今は事由気ままな身であります。もちろん、就職活動はしているけれど、1日中活動するわけでは当然なく。。。勉強したり暇つぶししたりもしているわけであります。
そんな暇つぶしの中で、最近マイブームなのは「聖書の預言」についてなのである。一時期俺は、とちくるって、ジーザス・クライストに浸水しかけたのだが、勉強するほどに自分の価値観に合わないと思って、今は結局「Fuckin’ Jesus」なわけである。なのに、何故に預言なのか。
YouTubeのオカルト系の話を見ていて、関連動画に出てきたのが、なんだかそんな話だったのである。単純に宗教的な教えを解くようなものではなく、「世界情勢は聖書の預言通りに進んでいる」と、大雑把にいえば、そういう話。
僕はオカルトは好きなので、どういう理屈でそういう話をしているのか興味があって、ここのところは、その人の講演会動画ばかり見ている。すると、どうもその人は、キリスト教原理主義のような気がしている。でも、ユダヤの重要性を教えていることは、なんだかよく分からない。だって、キリストを殺したのはユダヤ人だし(いや、ローマ兵だったかな)、そもそもキリストはユダヤ人である。ここで、ユダヤ人というといろいろ誤解がありそうなんで、唯一神ヤファウェに選ばれて、とりあえず今はイスラエル中心に多くが住んでおり、、アメリカにも勢力を持っているユダヤ教徒(Jewish)のこととしよう。
YouTubeでしゃべっているおじさんは、聖書の言葉を額面通り受け止めるタイプの人らしい。まあ、牧師とか神父ならそんなもんかとはおもうけれど、でも、もうちょっと「神を愛しなさい」とか「主は救ってお許しになる」とかいう教えを解くものじゃないのかな?話を聞いていると、福音がどうのこうのと言っているから、このおじさんは、たぶんキリスト教原理主義者(ファンダメンタリスト)なんだろう。
で、まず、おじさんによれば、俗に言う「世界の終末」がこの先近いうちにやってくるとのこと。そのとき、空中軽挙(出た~~!)が起きて、神を信じるものは天に救われて無事なんだそうである。この辺でキリストが再臨するのかもしれない。そして、その後地球上に残った人間はほとんどが死に絶えてしまう「艱難の時代」がやってくるそうだ。・・・あ、そ、そうですか・・・。
この辺の話はヨハネ黙示録にも書いてあるし、ダニエル書からも読み解くことができたり、エゼキエル書からも読み解くことができるらしい。うーん・・・僕は聖書はかじったことしかないけれど、読める人にはそう読めるんだなあという、ぼんやりした印象しかない。ちなみに、僕の大好きな獣の数字666はこの辺りの話である。
つまり、神を信じる人(=クリスチャンやユダヤ人)は救われるが、それ以外の人は救われないということだ。ここで、救われないだけで無く、信仰を持たなかったり別の信仰を持つ人々に対しても、聖書の預言は有効で、つまり地球の全員がガラガラポンに付き合わなければならないとのこと。迷惑な話だ。
そして、「聖書預言は宗教ではありません」ということだから、「今までのが全部教えなんじゃないの?」というつっこみの対策も万全である。教会でやっているのは宗教だが、聖書預言を解いているこのおじさんは宗教者じゃないらしい。どうもクリスチャンだとは思うのだが・・・。
次に、終末がやってくる根拠を説明する部分もあるのだが、この説明の手法が、一時期一世を風靡した「ノストラダムスの大予言」の研究者たちの解釈の方法とほとんど同じ、つまりは「こじつけじゃん」ということなのである。
ただ、話の中では、初めに現在の国際情勢についての話をする。いろいろな事件を引き合いに出して、大国関係を読み解いていくところは、ほんとかどうかは別として面白い。話術もあって、聞いていてあきない。
でも、その後に聖書を開いて、聖書に書いてある言葉が何を指す言葉なのか、聖書の文章は実際はどういう風に解釈するのか・・・といったことになると、もう、ノストラダムス研究者たちの領域に入ってしまうのだ。それはそれで、いったい、どういう理屈を持ってくるかというのを聞く楽しみでもあるのだが・・・。
とりあえず、2019年は大変な年になるらしい。「艱難の時代」に入る予兆の一つが起こるようだ。具体的には中東戦争。イスラエルとアラブ諸国が戦うのでは無く、ロシアを中心とする連合軍がイスラエルに攻め込み、一夜にして壊滅するらしい。連合軍にはロシア、トルコ、イラン、ドイツ、その他北アフリカ諸国が参加するらしい。アメリカがシリアから撤退することになりそうなので、ロシアが堂々とシリアに基地を置けるようになるので、隣国トルコとの関係は確かに注目すべきだ。でも、トルコ・イランはいいとして、なんでドイツがイスラエルを攻める連合軍に入らなきゃならんのだ?それに、ロシアがシリアに軍基地を置ければ、地政学的な優位性はある程度確保できるわけで、70年代・80年代のアフガニスタンのように、さらに中東でのプレゼンスを拡大するための戦争なんかする必要ないと思うのだけれど・・・。
ノストラダムスのときもそうだったが、極論を言えば予言を解釈する人たちってみんなこじつけ。結局、具体的な地名も時期も書いてない文章、しかも、どちらかといえば文学的に読むことができるものから未来を予測(じゃなくて預言の場合は解釈か)するのはナンセンスの一言につきる。
とはいうものの、まあ、こういう動画、見ちゃうんだけどねw。
最後に僕が見た動画を貼っておきます。この動画だけで無く、他の動画を見て感想を書いているところもあるので、暇だったら関連動画からいろいろ見てください。
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