全盲がハゲたらたぶん気苦労が増えるだろうな、という話(謝)

すいません、一般論なので、特定の個人をいうものではないことをご了承頂きたい。

人間、手遅れになってからでは遅いので、問題が発生しそうなら、できるだけ事前策を考えるものだが、結果的に問題が発生してしまうことはよくある。

ハゲにならないために、若いうちから育毛剤を使っていても、悲しいことに「運命の日」は訪れてしまうことがある。努力が無駄になってしまうことがある。つまり、「ハゲてしまう」こと、は・・・ある。

というのも、最近実家で家族とテレビを見ることが多かった。で、いちいち「あの野球選手はヘルメをとるとピカピカだな」とか、「あのアナウンサーは普通にしてると分からないけど、頭を下げるとツルツルだ」とか「頑張ってサイドを寄せてるけどてっぺんはカバーできてないね」とか、無駄な情報が入ってくるのである。そうすると、こちらとしては「そうなったら、自分は困るなあ」と思うわけで・・・。

個人的には毛が多い方なので、美容院でも「お客さんは将来大丈夫ですね」と言われることが多いんだけど、でも、そんなのあと何年かしたら状況が一変するかもしれない。どこかのウミボーズは「30過ぎたら一気にくるんだよ!」と、切実に切れていたので、三十路を間近に控えた俺としては、何か今のうちから考えておけることはないかと思うのだ。

とりあえず、「ハゲ」を発見することはできるだろう。髪を洗うときに、どの辺がやばいかは分かる。

問題は、発見できた後、どうやってごまかすか、である。もちろん、ごまかさないのも手だけど、もし「若ハゲ」だったら・・・。彼女がもしそのときいたら・・・。もうすぐ結婚式だったら・・・。ハゲたまま、神父さんに愛を誓えというのか?というか、ハゲ全開でプロポーズとかしろというのか?それは・・・割と無理だろう。

それは、以前にもちょっと書いたけど、私のおばが「ハゲは嫌い」と言っていたので・・・。「髪型をセットしないのは気にしなくても、ハゲはさすがに厳しい」という女性も多いことだろう。

で、まあ、それだけじゃなくて、仕事で取引先に挨拶するときも、やっぱり、堂々とハゲを見せるのもちょっと、どうかなと思うし(自然現象なんだからどうしようもないんだけど)、全盲ならあれだけど、視線とか気になるかもしれんし・・・。

脱線してしまったが、どうやってごまかすかは、非常に難しい問題だ。そう、全盲にとっては問題である。

女性の化粧にも言えることかもしれないが、例えば髪型のセットとか、健常者が鏡をみてやるような作業は、全盲にはアウトプットを確認するのが困難な作業なので、ある程度ごまかし方を習ったとしても、ほんとにごまかせてるかどうかは、もうだれかに確認してもらうしかない。その場合、一人暮らしだったらどうしたらええのん?

髪がふさふさのときに、「ワックスつけてセットしても残念な感じ」ということであれば、まぁ、あきらめはつく。でも、ハゲをごまかすのにあれこれ髪をセットしても、あまりごまかせてなかったときや、逆に目立つ感じになってしまっていたとしたら・・・。いや、それを確認する手段は多くないんだが、気づいたときの精神的ショックは計り知れないことだろう。

いっそ、ズラを作ってしまえばいいんだが、あれはあれで維持が結構大変みたいだし、費用もかかる。必ずしもズラが良いとは限らないようだ。

ということなので、自分に降りかかってきたときのために、ハゲないよう努力すると共に、ハゲてしまったときの対処方法については、今後学習することにしたいと思います。

なお、ここからは予断ですが、一応ここでは「ハゲ」とカタカナで表記してきた。他にも「はげ(ひらがな)」とか漢字もあるが、あえてカタカナである。

これは以下の本に習った書き方である。

須長 史生 著: 「ハゲを生きる―外見と男らしさの社会学」

この本、ハゲた人の心理を社会学的に分析した書籍としては結構面白い。昔読了したが内容を忘れてしまったので、もう一度読もうと思う。

で、この本は点訳されているのだが、何故「ハゲ」がカタカナであるかが分かったかというと、以下の本に、上記の著者が「ハゲ」とカタカナで書いた理由について、ある人の解釈が記述されている。

と学会 編: 「トンデモ本 男の世界」
   >> [ファイル05 おっちゃんの世界] → かつらすだれも踏み越えて

本日は以上です。


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