今日ちょっと困った体験をしてしまった。俺としてはかつてないことである。
サークルの忘年会だったため、23時50分ぐらいの電車に乗って帰ってきた。社内は混雑しておりつかまるところなどない。しばらくは普段のようにどこにもつかまらず爆音で音楽を聴いていたのだが、あるとき手をたたかれた。肩をポンポンとやるようなノリで。で、イヤホンをはずしてみると「大丈夫?」という女性の声が聞こえた。なので「大丈夫っす」と答えてまた俺は音楽を聴き続けたのである。
さて、それから数駅後のことである。ちょっと電車が大きく揺れたとたん、おそらく同じ女性と思われる人が俺の手を握ってきたのだ。・・・いったい何をするんだいきなり!と普通思うだろう。俺も思った。っていうか握るなよ!でも電車が揺れたのでとっさ的なことだろうと思ったので放置していたのだ。
ところがその人、俺の手を握ったまま離そうとしない。30秒ぐらい経ったところで微妙な気分になってきた。だが、きまずいからと言って振りほどくともっと気まずいし、どっちかっていうとものすごく眠くてあまりいろいろ考える余裕がなかったので、俺は爆音しつつ様子をみることにした。
それから数駅後も手は握られたまま。ここで気になるのは相手がどんな女性かということ。若くてかわいい女性なら何の問題もないのだが、おばさんだとねえ・・・。しかも、こんなことをいうのもなんだが、その女性、手がでかい。こう、理想としては、きゅきゅっとまとまった感じの小さな手がこのみなのだが・・・。
そしてまた電車が大きく揺れた。そのとき女性が手を離した。何かアクションがあったときに備えて俺は片方のイヤホンをはずす。すると、女性は「こうした方がいいかな」と言って腕を組む形に俺の腕を女性の体に密着させた。あの・・・どういうリアクションすればいいんでしょうか。ものすごく困る。困りすぎてもう何もする気もおきない。ので、「どうも」とだけ言っておいた。
それから2駅後に俺の降りる駅に到着した。これ以上放置はできないので「ここで降ります」と俺は女性に告げ開放された。やっと電車を降りられると思ったそのとき、「じゃぁこれあげる。私マッチ売りなの」と言ってマッチとなぞの物体を渡された。・・・このような展開になるとは・・・。
清算するときに駅員にみてもらったら、マッチとドライフルーツだったらしい。でも、見知らぬ人からもらったものだし、持って帰っても困るので、結局駅で処分してもあらったのであった。なんだったんだ、あの人は。
さて一連の流れの中で非常に重要なのは、その女性がかわいい人だったのかそうでなかったのか、若かったのかそうでなかったのかの2点である。前述したように若くてかわいけりゃ文句なし。むしろ出会いを大切にしたいと思うであろう。が話として成立のはそのパターンだけである。他の3パターンは考える必要はない。特にかわいくなくて若くない。これなど考えることは恐ろしくてできない。
ちなみにマッチ売りのその女性、まず間違いなく少女ではなかった。だいたい、現実世界において商売として成り立つかどうか激しく疑問なマッチ売りという職業を名乗った時点で、たぶん酔っ払っていた人だと思うのだが。
ただ、若くてかわいい女の子が手を握ってくれるのは大歓迎なので、ぜひよろしくお願いします♪
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