ベッドがやってきたので、いよいよ本格的に俺のワイヤレスPC環境について考えなければならない。
今までは布団を敷く位置とPCの位置が非常に近かったため、寝ながらPCをやるにしてもキーボードの線が足りないことはなかったし、スピーカーからの音も十分聞こえた。その気になれば、マイクの位置を動かして寝ながらSkypeも可能だった。
しかしベッドの設置位置は、どういう風に工夫してもPCからは離れてしまう。キーボードの線も届く距離ではないし、スピーカーからも離れてしまうので、しっかりPCの音を聞くことも難しい。加えてマイクもずらして声が明瞭に届く距離ではない。
そこで、今まであまり使われずにいたワイヤレス製品たちの登場である。
まずキーボードであるが、これは以前購入したFKBT108Mを使用する。付属のbluetoothアダプタはしょぼいので、今日新しいアダプタを買ってきたら、すっごく良くなった。値段も973円と安かったので、なかなか良い買い物だったと言える。
次に音声であるが、ワイヤレスヘッドフォンのMHP-A1というものを使用する。Onkyoの製品で、あまり音は良くないのだが実用上は差し支えない。最近は高級ヘッドフォンにその座を奪われがちだったが、これを気に使用頻度が格段にアップするだろう。
最後にマイク。この家には買ってから2度ほどしか使われていないHM-W300というワイヤレスマイクがある。2.4GHz帯の電波を使用しているため、赤外線のようにノイズも入らない。これを枕元に常備しておけば、寝ながらでもSkypeできる。
今後、以上の3つを総称して「ワイヤレス3種の仁義」と呼ぶことにする。我ながら良いネーミングだと自負している。なんかありきたりだけど。
具体的な使用方法について述べる。
ワイヤレスキーボードは、有線で接続されている既存のキーボードと同時使用が可能であるため問題はない。使わないときは電源を切っておけば良いだけのことだ。
次にワイヤレスヘッドフォン。ベッドで作業しているときでも、寝る直前には音楽を掛けながら寝たいという欲求もある。しかしヘッドフォンをしながら寝るのは窮屈なので、できればスピーカーで鳴らしたい。となると、ヘッドフォンとスピーカーも同時使用できるとありがたい。
そこで、 Black Cube Linear(なにげにこんなものを買っている俺は変態)の、ラインと同時に出力できる方の端子にワイヤレスヘッドフォンを繋ぐことによって解決した。
最後にマイクである。ワイヤレスマイクを枕元に置いておけば寝ているときにも話すことは可能であるが、机に向かって作業しているときには、いちいちベッドサイドからマイクを持ってこないといけないことになる。従って、机にいるときには今までの卓上マイク、ベッドにいるときにはワイヤレスマイクを使うようにしたい。
これを実現するためにまず考えたのは、各マイクを接続するオーディオデバイスを分け、Skypeを使用する際にそれらを切り替えるという方法である。このPCには普段オーディオ入力デバイスとして使用しているUA-4FXに加えて、オンボードのサウンドカードもある。UA4FXにはこれまでの卓上マイクを、オンボードのサウンドカードにはワイヤレスマイクを接続することによってこれは可能だと思われた。
ところがオンボードのサウンドカードでマイクが認識されない。というか録音できない。これじゃ話にならない。ヘルプを参照すると、入力端子をソフトウェア側で選択しなければならないようだが、残念ながらそれは利用できないので、この方法は断念することにした。
次に考えた方法は、UA4FXのマイク端子に卓上マイクを、ライン入力にワイヤレスマイクを接続する方法である。実はこのワイヤレスマイク、ライン出力もできるので☆バッチ・グー☆なのである(笑)。
この方法では、入力デバイスが同じものになるため、ボリュームの調整が少々面倒である。マイクとラインのボリュームを同時に上げていると、両方のマイクから音が入る。これはあんまりうれしくない。そこで以下のような対処をすることにした。
- 基本的にライン入力ボリュームは上げておく。不必要な場合はワイヤレスマイクの電源を切っておけば音声は入力されない。
- マイクボリュームは必要なときに上げる。これを使用するときは机に向かっているときであり、その場合はデバイスの音量調整が手元でできるので、必要なときにボリュームを上げれば良い。
これで問題はほぼ解決した。1点だけ、話し終わったらマイクボリュームを下げておくことを忘れないようにしないといけない。
以上のように、本日俺のワイヤレスライフが完成した。「ワイヤレス3種の仁義」をそろえるのには結構金がかかっているが、それだけの便利さは手にいれられる。ぶっちゃけこの組み合わせは素晴らしいので、皆様に置かれましても是非導入を検討していただきたいですな~。
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