「過去の予言と現実のギャップ、そして日常の不思議な話」


ノストラダムスの大予言。1999年まではずいぶん話題になっていたけれど、結局何も起こらなくて、忘れ去られてしまったようですね。




何も起こらなかったというのは厳密にはうそかもしれません。確かユーゴスラビア辺りで空爆があったのは99年だったと思います。ただ、戦争が起こるとはさんざん言ってた人はいたみたいですが、ねえ、だれがユーゴスラビアであるって言ったよ?「ソレンがヨーロッパに侵攻する」と言ってた人はいたみたいだが・・・。




さて、2005年の暮れにやっていたとある番組で、いろいろな人が「2007年には大変なことが起きる」と言っていました。また、2006年の暮れの同じ番組でも、「2007年は災害が多い」と言っていました。




実際どうだったか。まず「2007年から宇宙人の侵略が始まり、2012年にそれが完了する。」という主張をしている人がいました。根拠はマヤ文明の予言と、当時のUFOの出現の仕方にこれまでとの相違がある、とかいうことらしいです。で、そういう傾向があったかどうかは、正直分かりません。表向きはそんなあほなことはなかったと思いますけど、その主張をした人に言わせれば、我々が知らないような「小さな事件」が「宇宙人入植のステップ」なのかもしれないし。ただ、UFOによる襲撃は今のところ無し。まあUFO論議は永田町で起こりましたがね。




次に、具体的に何が起こるか言っていた人の主張では、「ヨーロッパ、トルコ、パキスタンなどで大きな地震が起きる。」というのもありました。そういやイタリアのヴェスビオ火山が噴火する、と言ってた人もいましたね。で、どうだったかというと、うーん、たぶんそんなニュースになるほどの大地震は該当箇所でなかったような・・・。トルコやパキスタンでは過去に大きな地震は起きましたが、それは2007年じゃないし。ましてやイタリアで火山なんて噴火してない。




そういうわけで、テレビで紹介されていた予言の解釈で当たっていたものはなかったわけです。あ、でもまだ2007年は残り3日もあるので、何が起こるか分かりませんね、はい、すいません。




もう1つ、2008年9月13日、亜細亜のある国で100万人規模の大災害が起きる、という主張もありました。さて、本当かな?







で、関係ないはなし。今テレビで「赤い糸は見えます」と言っている人がいます。なんだよ。あからさまなうそつくなよ!そもそも何で赤じゃなきゃだめなの?




それと、風水で黄色はお金の回りに関係する色で、髪の毛を黄色にしたらお金が回り始めた、と言っている、自称「菩薩」の方もいます。それって「黄色マニア」になれば金がいっぱい入ってくるということですか?お金って、運も多少関係する場合はあるけれど、本人の努力によってかせぐものじゃないの?そんな、身につける色で金の回り方が変わるんだったら、だれだって苦労しないんじゃ?




精神的なものをそうした信仰に求めるのは理解できるけれど、お金みたいな極めて物理的なものが、ある種精神的な問題に左右されるとは思えないなあ。まあ、信仰によってやる気が出ていっぱい働けるようになった、というような不可抗力はあるかもしれんけど。




世の中不思議なことだらけですなあ。