「タイムマシンと因果関係の夢想、そして若妻との出会い」


昨日の続きである。




パラレルワールドが、因果関係の矛盾が生じるごとに生じているとすれば、たぶん現時点でもものすごい数のパラレルワールドが存在しているはずである。何故ならば、タイムマシンが仮に未来で実用化されたとすれば、現在やそれより以前に未来の人々は来ているに違いないないからである。




パラレルワールドそのものは、互いの世界に影響を与えないような構造であれば何の問題もない。ただし、因果関係に矛盾を生じさせた張本人にとっては困った話だろう。自然な発想として、過去に行って矛盾を生じさせたならば、そこからの時間の流れは新しく枝分かれした世界となる。その世界と元々その人がいた世界というのはどのように区別できるのだろうか。何らかのidentificationの方法があるのであれば元の世界に戻れるだろうが、新しく世界が生まれた時点で新たな時間軸が形成されるのだから、タイムマシンで現在に戻ってくるときには新しい時間軸を基準にタイムマシンが動作するというのが一般的だろう。そうなると、矛盾を生じさせた張本人は二度と自分の世界には戻れない。




こんな感じでタイムマシンの実現には、技術的問題以外に因果律をどう保つかという非常に重要な問題がつきまとうのである。




さて、そうした問題は解決できるのだろうか。それには、矛盾した世界を元に戻す気候が必要になる。




ドラえもんは22世紀から20世紀にやってきた。その映画などを見ていれば、タイムパトロールという組織の存在があることが分かる。このタイムパトロール、過去に行って歴史を変えたやつらを取り締まったりしているようだが(ドラえもんの映画「のび太の日本誕生」など)、具体的な仕事についてほとんど触れられてないのだが、基本的には悪人を時空の単位で取り締まっているのであろう。




だがタイムパトロールという組織が仮に将来できるとすれば、少なくとも次のような業務は欠かせない。




  1. 時間、もしくは時空犯罪者の取り締まり。これはいうまでもない。

  2. 因果関係矛盾の解消。改変された歴史を元に戻さなければ元の世界は存在しないだろう。

  3. 関係者の記憶改ざん。例えばタイムトラベルで過去に行った人が、何者かによって改変された過去に行ってしまうようなケースが考えられる。このとき、犯人を捕まえて歴史を元に戻したとしても、関係者の記憶を改ざんしなければ、「過去が改変された」という、改変された歴史を元に戻すという行為を行ったにもかかわらず矛盾が生じることになる。改変してない歴史が改変されたという認識になってしまう人が現れる可能性があるのだ。だから、事件に関わった人すべての記憶を改ざんしなければ真の意味で因果関係矛盾の解消は不可能である。当然、事件に関わった警察官の記憶も例外ではない。




考えただけでも恐ろしい。だいたい因果関係の矛盾を解消する理論なんて考えられるわけがない。っていうかもうどうでもいいよ。




今日若妻と歩いちゃったよ。なんか、暇だったので住宅街を歩いていたら、どうにも行き止まりばかりだったので元来た道を歩いていたら、閑静な住宅街の真ん中で若妻に声をかけられたんだよ。はは〜。若妻だよ。ああ、ちょっとうれしかったよ。でも、世田谷だよな、あそこ。あんなとこに住んでるなんて、金持ちの若妻なんだろうな。子供は小学生だってさ、若妻。へへへ〜。