「バスの乗り方とアナウンスシステム、もっと便利にならないかな?」


久しぶりにバスに乗って出かけたんですけれども。東京というか都心近郊の、定額制のバスというのにはどうもまだ慣れなくて。前から乗って先払いで、降りる時に後ろの出口から降りる。日本全国、普通は逆だろうと思うわけですが。近くまで乗る分には割高だけど、遠くまで乗るには安く済むこの料金体系が成立するのは、利用者が多いからだということで、まあ納得はしてるんだけどさ。




でも先払いってのはいろいろと都合が悪い場合があります。事前に運賃を用意できたり、定期券を使用したりする場合は特に問題ありませんが(むしろ定額なんだから金を気にしなくて良い)、「ああ、バスが来てる!でも走らないと間に合わない」みたいな時に、運賃を用意するのは乗ってからだから多少手間取りますね。距離によって運賃が変化するのは俺達にとって不便ではありますが、小銭が無いとき、停車中に両替するなどの行動を取れるから、乗車・降車がスムーズになるような気はする。まあ、動き出してから金払ってもいいから別にいいか。




ところで、停留所を過ぎると運転手が手動でテープを回すという昔からのシステムは今も健在のようですね。これって今の時代の流れからすると結構ローテクな部類に属すると思います。人間、テープを回すのを忘れることもあるから、そうなったときの調整とか、そもそもいちいちテープを回す動作を運転中にするというのがださい。




じゃあどうするか。停留所に無線信号を発信する機械を設置し、待ち受け状態のテープシステムが無線信号をキャッチしたら自動でテープを回すようにすればいいんじゃないのか。




と書いたけど、こういう方法で本当にうまく行くのか。分析するのが面倒なので、あんまりこれについては考えたくないけど。とりあえず、登りと下りの停留所で信号を区別しないと訳が分からなくなるね。それから、ノイズの影響や他の電波との鑑賞も考慮に入れないといけない。ああ、めんどそうだ。




もう一つ。バスのテープで、その停留所から近い診療所やお店の宣伝を流しますが、日中と夜間で同じ案内が流れますね。これってどうなんだろう。昼に「何々内科へお越しの方はこちらでお降りが便利です」と言われればいいけど、夜の9時ごろにそんなこと言われても・・・。むしろ夕方以降は「居酒屋何々はこちらでお降り下さい」と言われた方が参考になりそうなんだが。朝は「コンビニ何々はこちらです」とか。時間帯ごとにニーズの多いお店の宣伝を流した方が、広告料もたくさん徴収できるし、ユーザにとっても良いのではないでしょうか。




経営上の問題はさておき、システム的にこれは可能でしょう。デジタル技術が発達した今、プログラマブルなテープシステムを構築すれば、時間帯によりアナウンスの内容を変更することも容易だと思うのですが。




まあ、導入しようとすると開発にコストもかかるし、本当にそういうシステムが必要なのかどうか知りませんが。ちょっと乗ってて思っただけ。まあ、朝でも昼でも夜でも、病院の宣伝してくれればそれはそれで有り難いので何とも言えないか。