「サーバー奮闘記:LINUX導入でファイルサーバー構築の苦労話」


ここに俺のサーバーとの戦いを記しておく。他人が読んでも面白くもなんともないだろうけれど、俺の記録として。




とある事情からサーバーマシンにLINUXを入れてファイルサーバーを立てることにしました。ほんと、いきなり何で?って自分でも思ってるんですが。NASはあるのに。
いやまあこのNASに不満はありました。アクセス権限の設定が細かくできないのです。ユーザーやグループは設定できますが、共有フォルダに対してアクセスできるかできないかだけの設定ができて、ユーザーやグループごとにリード・オンリーとかライタブルの設定ができないというんです。おまけにゴミ箱機能がないから間違ってファイルを消すと酷い目にあいます。実際何度か被害にあいましたしね。




で、管理は少々面倒になるけれどそうした問題を解決するためにサーバーを導入する運びとなりました。ほんとは容量も増やしたかったけれど、まあ500GBで我慢しよう。今はそれで十分だ。




そういうわけで先日増設用のHDDを買ってきたわけですが。なんとマシンにSATAのケーブルが余ってない。DELLのSC430という機種なんですが、サーバー用途のマシンだからなのか、余分な物はないということか。チェ、HDDの電源は余ってたのに。
しょうがないから別の日にケーブルを購入。
さて設定だ〜と思ったんだけれども、2代目のHDDを認識してくれない。これはどうもBIOSで2代目のSATAが無効になっているからのようで、こればっかりは画面を見ないとどうにもなりそうにありません。
そして俺の家にはモニターが存在しないという、極めて素晴らしい環境なわけです。友達は「泥棒が入ったらびっくりするぞ」と言っていましたが、俺もびっくりです。っつうか全盲にモニターはいらんのだよ、諸君。
というわけなので誰かに見てもらうことにできません。とほほ。




そこに神の救いが!!同じ機種を持っている友人がBIOSの設定手順を押せ居てくれました。超ベーリー!やっぱ神様はいるのね。俺、今から神を信じるよ、GOD FATHER!




ところが教えてもらった手順を実行してもだ〜め。何だよBIOSの野郎!BIOS画面も音声だせこら!




頭にきたのでメーカーのテクサポに電話して事情を説明したら、親切に手順を教えてくれました。どうも友人からの情報と少し違ったみたいで、テクサポの指示どおりやったらできました。ちなみに書いておくと、
F2でBIOS起動 → 下矢印6回 → エンター → 下矢印3回 → エンター → 右矢印1回 → エンター → Esc → 右矢印1回 → エンター
らしい。これで再起動すればOK。ちゃんと認識したぜ!!




そういうわけで、一応WindowsとLINUXのデュアルブートにしてみました。一通りサーバ設定してから、とりあえずファイルをコピーしてみます。
今回使ってるSC430は当然ギガビット・イーサネット対応のLANなので転送速度は速いはずです。チョッパヤだ〜!200MBぐらいのファイルもほとんどストレスなくコピーできました。
現在使用中のNASは100ベースなのでこれも不満でしたが、一緒にハブを買ってきて家庭内ネットワークをギガビットにしたのは正解でした。やっほ〜!




それで、Windowsは起動するかと思いやってみる。あああ!Windows起動しね〜!
そういうわけで、結局Windowsのインストールからやり直し。さっきまでの苦労はなんだったんだおい!しかも前日徹夜をした状態で作業していたので疲労は極限に達しておりまして…。でもしょうがないから結局Sambaのセットアップまで2時間ぐらいかけてやりましたとさ。




それでもまだ問題は残ってる。インストール直後はしゃべってたのに、USBデバイスの接続ポートを変えたせいでWindowsのスクリーンリーダーがしゃべらね〜!
きっとスクリーンリーダー君は頑張っておしゃべりしようとしてるんだろうけど、本体から「ピピピ」というビープ音がするだけです。なめとんのか!Windows XPは安定してるけど、USBの刺すポートを変えただけで新しいデバイスとして認識するのやめろ〜!




紆余曲折ありましたが、現在サーバはテスト稼働中です。ファイルコピーし終わったら本格稼働させよう。