「彼女を待ってたのに…友達も失ってしまった夜の話」


俺が受けた心のダメージというのは、どうも想像以上だったらしいです。




じつは今日、俺の部屋にある人が宿泊する可能性がありました。(ここを読んでいる俺の友達よ、詳細は飲んだときかSkypeでしゃべる)結果的にはその人はきませんでした。
夜遅くまで用事があって、ひょっとしたら帰れなくなるかもしれないとのことだったので、誰も泊めてくれそうになければ泊める、ということになっていました。しかも用事が済んだ後2次会でオールをする可能性もあるとのことで、その人が俺の部屋にくることは非常に不確定要素の多いものであったわけです。
なので、実際「2次会行くから泊まらないことにする」という言葉に対して俺は反論もできなければその理由を問いただすこともできません。




しかも俺は久しぶりにあった友人と遊ぶことを放棄してまでその人を迎える準備をしていました。その人が泊まらないことになれば、友人とそのまま夜遊びに行ってもよかったんですが…。




その人が泊まりにこないことが分かった瞬間、どうしてなのか分からないけれど、心の一部をえぐり取られたような感覚に襲われました。そして、悲しい気持ちになりました。




「泊まるかもしれない」と言っておきながら「ごめんね」の一言も無く2次会へ行ってしまったその人が原因なのか、そうした状況に期待を抱いていたことをあっさりうらぎられたことが原因なのか、どちらにしても本来俺は怒りを覚えるべきことなのに、何故か怒りを覚えることができないのです。
いくら俺がその人を「愛する」に値するほどに愛しく思っていたとしても、彼女にあきれ自分の愚かさを実感してもいいはずなのに…。俺は彼女を責めることができない。俺が悲しい気持ちになっていることが彼女のせいだと思うことができたら、どんなに楽だろうか。




やはり女のことがからむと俺は狂ってしまう。遠方から友達が来ている今日でさえも、彼女が「夜遅くなるんだ」と言ってきたときに「うちくる?」と言ってしまったり、予想できていた「彼女は俺の部屋に泊まらない」という結果を受けて失望してしまったうえに友達とのつきあいから逃れてきたり。起きていれば、誰かと話をしていても彼女のことが頭にうかんでしまう。それが苦しいから、苦しんでも問題無いよう独りになることを選んだとはいえ、友人には本当に申し訳ないことをしてしまったと思っています。きちんと話をするけれど、本当にごめんなさい。




時間を過去に戻すことができないからもうどうしようもないけど、今日いろいろ考えていて一つはっきり分かったことがあります。
俺は、高校時代から思い続けてきたあの人のことが本当に好きです。他の誰でもなく彼女のことが好きです。その気持ちに気づいてしまうと、過去の教訓を全く生かさない女優先の言動をとってしまいます。そして、彼女のいい加減な態度で自分が苦しむことが分かっているのに、彼女を責められない自分がいます。
まだまだ俺自身未熟者だから、悪い所をなんとかしないといけないとは思います。結局、彼女も得られず友人も失ってしまったのでは、過去に俺が経験した苦い思い出の1ページから少しも前進していないことになってしまいます(苦い経験については想像して下さい)。でも、俺は分からない。何故俺は彼女をここまで愛してしまったのか。片思いで苦しむのは自分自身で、俺の思いが相手に伝わらない可能性も十分にあるのに、どうして彼女を優先しようとするのか。




まぁ、そろそろやめますが、それにしても11月の日記はひどいなぁ。明るい話題が皆無です。まぁ、こういう谷底な人生を送っていたという記録も、あってもいいよね。だからあえて書き記しておきます。
そして、もう一度言っておくけど、みんな、ごめんなさい!