「雨の日の憂鬱と傘の進化を考える」


雨の日はいやだ。小学生ぐらいまでは、雨が降るとなんとなくワクワクしたものでしたが、あのころの気持ちなんて今じゃちっとも分かりゃしません。




雨がいやなのは単純に濡れるからということではありません。雨が降れば傘を持たないといけないから片手はふさがるし、確かに雨にも濡れますが壁とかにぶつかると服や荷物が汚れるから気にくわない。さらに言えば、水たまりを避けることは困難であるからして、靴も汚れる。
おまけに道路を走る車の音がうるさくなるし、傘に雨が当たる音もうるさいし、ということは周りの音がよく聞こえないから人にぶつかりまくるし。路面は濡れてるから滑りやすいし。まぁこけたことはまだないけども。




いろいろいやな原因はあるけれど、雨が降らなきゃいろいろ問題もあるのでたまには降ってもらわないと困るわけですが…。たまには電車がストップするぐらいで、かつ災害にならない程度に降ってくれると助かるんだが…。




ところで、身近にこんな人がいた。「文明は発達したのに何故雨をしのぐ手段が、傘という古典的な道具しか存在しないのだろうか。」という疑問を持っていた人である。
俺の答えとしては「いや、カッパがあるじゃないか」と言いたくなるところですが、もう少しまともに返答をすると、「物理的な現象を防ぐ手段としては、物理的になんとかするしかないでしょう」。
何せハリー・ポッターだって雨の日は傘を差すんです。いくら魔法でも雨に濡れないようにはできないんだから、魔法が使えない人間は、当然傘のように「空と自分との間」に1枚クッションをおくのが筋です。「空と君との間には…」、そんな歌もあったね。




でも、仮に傘以外の方法で雨を防ぐとしたら、どういう方法が考えられるでしょうか。




まず、すごく子供っぽい発送でいくと、頭上を屋根で覆えば済みます。実際、商店街や繁華街にはアーケードが設置されている所も多数あるでしょう。ただし、地球上、狭くしぼっても日本全国に屋根やアーケードを作るのは不可能です。そもそもそんなことしたら日光が当たらなくなり、作物は生育せず、それを食べる動物が死に、装飾動物を食べる肉食動物も死に、それらの肥やしで成長していたような微生物も死に…。地球に残るのは、せっせと自分のDNAをコピーしまくるだけのウイルスさんぐらいでしょう。




次に、高層ビルなどの屋上に熱源を設置し、地上から数十メートルの上空で雨を蒸発させてしまうことはできないでしょうか。要するに、地面に降りて来る前に空へ追い返してしまうという発送であります。ただこれも問題があります。だいたい雨が蒸発するぐらいの温度というと100度以上、そんな熱を発生させるためのコストが馬鹿にならない。しかも雨が降ってるときは絶えず熱を発生させ続けなければならないので、地球温暖化にすこぶる貢献することになります。それに、ビルが無い場所じゃ不可能ですね。流石に地上付近で100度の熱を発生させるのは人殺しです。どっちかっていうとアーケードを敷設する方が現実性があるかもね。




っていうか、そもそも傘がなんでいやかっていったら、片手がふさがるからであって、その短所が無くなれば良いのではないか?つまり、背中にしょうタイプの傘とか、肩に傘を固定するタイプのやつとか、「手で持つ傘」じゃなきゃ、とりあえず問題は一つクリアできます。
…そんな傘、誰も使わねぇか。結局普通に「手で傘持て」という結論になりそうです。




あぁ、また意味わかんない。眠いからかな。じゃぁ寝る差。オヤプミ。