「独り者のバレンタインデーの憂鬱とお返しの悩み」

 そういえば昨日はバレンタインデーだったらしいですね。
ってかさっきまで気づいてなかったし…。
バレンタインデーというのも、チョコレート業界が売り上げアップのためにあんな風習を社会に植え付けたらしいですが、全くもって余計なお世話です。
 まず俺のように独り者にチョコレートをくれる気の良い女性などいません。
俺が実家にこもっていたので女の子に会ってない!というのはさておき、もともと女友達が少ない俺にチョコが届くわけがありません。
つまり、チョコがもらえない=寂しいやつ、という等式が成り立つでしょう。
 だからといって、チョコをもらったらもらったで面倒です。
一人や二人からもらう分には、一応見捨てられてなかったという安心感と短期的な食料を確保できますが、4,5人となるとこれはやっかいです。
なぜなら、日本にはホワイトデーという恐ろしい習慣も存在し、あまり大勢の女の子からチョコをもらうと、誰からどのくらいのチョコをもらったか覚えてなくて、高そうなチョコをもらった人に安物のお返しをしてしまうという事故に繋がりかねません。
幸いにも俺は未だにこのような経験はしたことがないのですが…
 どっちにしてもお返しってのがすごい悩むんですよ☆
女の子は適当にチョコあげてればいいですよっ!
そりゃ彼氏には手作りチョコとかすごい高いチョコあげるとかいうバリエーションがあったっていいですよっ!
(まぁいずれは胃の中で消化されてしまいますが…)
でもホワイトデーのお返しってすごく困るんです!
———-
 去年のバレンタインデーのことでした。
まだ寮に生息していた俺は、夜の10時ごろにチャキに自販機にジュースを買いに行こうと誘いました。
でもチャキは「もうちょっと待ってて」と言って行こうとしませんでした。
そこでなぜ俺はやつを待ったのか依然なぞのままなのですが、とにかく気がつくと10時50分です。時間はあと10分しかありません。
そこでようやくやつが「ジュースを買いに行くぞ!」と言ったので自販機に言ってみると、なぜだか知りませんがチャキの彼女が待ち伏せのごとく待っておりました。
一応挨拶ぐらいして帰ろうと思ったら、いきなりチャキの前で上等そうなチョコレートをもらい、もち俺は唖然。
 後でいろいろ聞いたら、わざわざやつはジュースを買いに行く時間をずらしてたそうです。
ってか今思い出したけど、ひょっとしたら10時50分にチャキがジュース買いに行くのに誘ってきたのかもしれない…
俺は共用棟で女が男にチョコを渡す悪夢の光景を見ないために、ずっと部屋にこもっていたのかもしれない…
 まぁどっちでもいいけど、何が言いたいかというと、友達の彼女にチョコレートもらって、さぁお返しを何にしようかと考えて探し回った結果、結局コンビニの500円のお返しに決定したものの、チャキ’s彼女に物を渡した後、なんだかチャキに言われたような言われなかったような気がするんであって…
とにか〜く!ホワイトデーは最悪に困る!のです!
———-
 なんでバレンタインデーでもないのにバレンタインデーの話題になってるのかは俺も知りませんが、とにかくバレンタインデーはチョコじゃなくてマックの1000円分御食事券とか、全国のファミリーレストランで使える3000円分御食事券を渡すようになったらいいなぁと思う今日このごろであります。
 (追記) さっき御食事券って打とうとしたら汚職事件って変換されて笑った笑った。
そりゃたしかに「おしょくじけん」だわな♪