「徹夜の苦労と気分転換の焼き鳥ナイト」

 そういうわけで徹夜である。そもそもこうなることは予測できたことだ。
まずTeXで微分積分や線形台数の答えを書くとなるとそうとう時間がかかるのだ。
7月の微積のレポートは、まぁ考えながらやったのもあるが1日かかったし、線形台数のテストの解答だってそんなにぱぱっとできたものではない。
しかしながら作業を分割してやると途中で分からなくなるという俺の考えからあえてまとめてやることにした、と言えば幾分聞こえはよくなると俺は断固として思っている。
実際はただめんどくてずっとほったらかしにしてあっただけなのだが…
 朝日がまぶしい、朝6時というのはこんなにもすがすがしい時間だっただろうか。土曜日だというのに隣の奥さんは何やら掃除をしているし、鳥もさえずっているではないか。
なんとのどかな風景。でも…俺は学校に行かねばならない事実を、どうしても忘れることはできなかった。
 さてふらふらしながら学校へ行こうとすると、今日は近くの中学校で体育祭をやるらしい。朝の8時ぐらいからなんだかやたらうるさい。
逆に家にいなくてよかったなと思ったりもしたが、でもふらふらしながら学校へ行ってつまらない講義を聞くより、やった部分の答えだけ教えてもらって部屋で寝ていた方が有意義ではないか。
授業だって別に教科書に載っていることを黒板でやるだけだし…。
そういう悪魔のささやきが聞こえかけたが、今日は教職を取るために必要なガイダンスの日でもあったのでそういうわけにもいかない。
 授業に出てガイダンスをお適当にやって、家に帰ってぐだーっとしていると、チャリからメールがきた。
実はチャリからメールがきたのは朝だったのだが、いどうも今日の夜飲むことになったらしい。
 そして集合時間にやつの近くの駅まで行くと、すでに今日のメンバーは集まっていた。
この前と同じ、チャリさんとヒーローである。
 今日はみんな金がそこそこあるというので焼き鳥屋に行くことにした。
ここの焼き鳥は4月に一度行ったことがあるが、なかなかうまいし日本酒がすごく会うのでたまらない。
 とりあえず食べ物とかをひたすら頼んで、7時ぐらいからはカラオケにゴー!
2時間歌いまくってだいぶ疲れたあとで、チャリの部屋に行って2次会である。
もう夜中にはみんな酔っ払っていて、チャリは語りだすしヒーローは「やりて〜」を連発するし、もうあんま覚えてない☆