「通院と名古屋、そして韓国ドラマにハマる母」

 本日は通院なり。名古屋の病院まで行かねばならない。
そもそも俺の病気はこれ以上進行しない。心配なのは眼圧が上がることなのだが、それも最近はおちついているので、ここのところわざわざ名古屋の病院に行くことがうざったい。
そりゃね、かわいい彼女と一緒に病院行ったついでに名古屋の町をデート!!なんてシチュエーションだったらなんの文句もない。むしろ俺は進んで病院へ行く。でも隣にいるのは親だ。
まぁたしかに女は女だが…いや…もう考えるのはやめよう。
そういえば春休みに女子の先輩に誘われて名古屋のとあるロッテリアでさんざんしゃべりまくったことがあったが、そのときはがっかりするほど何もなかった。「二人で会わない?」と言われたときは正直ドキドキしたし準備する物はちゃんと準備した。でも何もなかった。
結局のところ女なんてそんなもんなんだ。男の気持ちを踏みにじるだけ踏みにじっておいて、最終的にはそれ以上のアクションなんてない。
…話を元に戻そう。
 で別に眼には何の異常もない。主治医も今日は忙しいのか何なのか知らないがそっけなかった。
 結局12時前には家に着いてしまったので、午後からは相変わらずの暇な1日だ。
そういえば、最近うちの親が韓国ドラマにはまっている。それがそこらへんの女子高生がV6にキャーキャー言ってるノリで。
4月ぐらいにテレビで韓国の「ヨン様」とかいうのが女性に大人気だとか言っていて、まさかうちの親もそのなんとか様とか言っているんじゃないかと心配していたが、5月にはその兆候は見られなかった。
だが夏休みに家に帰ってきた次の日、なんだか知らないが見たことのないドラマを一言の無駄口もなく見ている母に遭遇した。
「何?」と尋ねると、ストーリーに興味の無い俺のことなんぞ考えずに「このドラマはね、なんとかって人となんとかって人が兄弟でね…(以下略)」とご丁寧に説明してくれた。
まぁたまにしか会わない親でもあるので文句を言わず興味深そうに聞いているふりをしていたのだが、どうも母は韓国ブームのとりこになってしまったようだ。
 そんなわけで最近は仕事が休みの日にはいつもレンタルビデオショップに行っている。今日ももちろんでかけて行った。
俺としては特にやることもないのでずっと本を読んでいた。
はぁ。面白いことないかな。