「バイトと実験の日常:ピンディスプレーと音声の効率検証」

 今日は例のバイトの日だ。
9時半集合だったので、8時ぐらいに目を覚まして準備をし始めた。
ちなみに俺の朝飯は用意しておいたカップラーメンだ。
 実験会場には、去年の10月に学園祭で行っただけで今回が2回目だが、実は京都そのときでは雰囲気があまり変わらないのは気のせいだろうか。
なんだかよく分からない教室に入って今日の実験に備えてみる。
どうも今日はJAVAを使うようだったが、いったいどんな実験をするのだろうか。
 9時半ぐらいになって大学の先生がいらして今日の説明を受ける事になった。
どうも今日の実験内容は、JAVAのサンプルソースと与えられた30個のソースを比べて、違っている所をサンプル通りに治していくと」いうものらしい。
実験目的としては、音声のみで作業した時、ピンディスプレーだけで作業した時、音声とピンディスプレーを併用した時、のそれぞれの作業時間の計測のようだ。
将来プログラムを勉強したいと思っている俺にとって、この実験の被験者になる事で、相手に対して情報を提供するとともに、自分自身の参考にもなった。
 さて、具体的に実験結果を書くのもあまりよろしくないかもしれないのでざっとだけ書いておくが、ピンディスプレーと音声を併用した時の方が、他の2つに比べて明らかに能率が良い。
自分でやっていてもそう思ったし、きちんとした数字でそれは示された。
そういうわけなので、俺は大学に入る上でピンディスプレーを買わなければいけなくなってしまった。
これがないとたぶんやってられなさそうである。
 バイトは12時半ごろ始めて、3時半ごろに終わった。
同じ作業を30回も繰り返して記録をとったので、かなり時間がかかってしまったらしい。
 本当はメロディーさんと一緒に帰る予定だったが、これからメロディーさんの方をしていたら何時になるか分からなかったので、俺だけ先に失礼する事にした。
だいたい4時12分ごろのバスに乗ったが、この時間というのは込んでいる。
なんか大会帰りのママさんバレーチームみたいな人たちに遭遇したが、バスの仲で人の毒を吐くようなまねはしてほしくないなぁ。
あいつがむかつくだとかいうのを、こんな密室の中で他人に聞こえるように話されると非常に不快だ。
 だいたい寮に着いたのは6時ぐらいだった。
それから適当に暇つぶしして、腹が減ったので飯を買いに行ったりしていた。
 それから昨日もらったサウンドカードの取り付けでもしようと思って、早速PCの中身を開けてみた。
で、空いているPCIバスのふたを外そうとしたがなかなか外れない。
ねじで止まっている様子もないので、これは折るしかないようだった。
しょうがないので力任せにそこを折ってバスを開けた。
んでサウンドカードをぶっさしてからふとみてみると、一番下のPCIスロットになにやら謎のカードがさしてある。
どうもラインアウトのカードのようで、まさにいらなかったから外しておいた。
空きを作っておく事に損はしないからね。」
 そしていざドライバをインストールしてみる。
あらかじめオンボードのやつはドライバを向こうにしているので無音操作の始まりである。
だが何度やっても音声が出るようになる気配はない。
これはもうお手上げなので、明日見てもらう事にしよう。